※モーギン先生の性や服装に関して、プレイヤーの妄想設定に基づく描写がございます。※
苦手な方もいらっしゃるかと思いますので、その場合は閲覧ご注意していただけますと幸いです。
私大麦凪子、一大決心をしました。
モーギン先生にプロポーズします。
私はこのシムズ世界のシムではない。
日本からシムズ世界に異世界転生した人間。
最初この世界に迷い込んだ時は自分の置かれている状況が分からず、なんでもいいから元の世界に戻る手掛かりが欲しくて魔法のポータルに足を踏み入れたの
この世界で初めて出会ったシムがモーギン先生だった。
モーギン先生はこの世界の魔法使いで、原始魔法の賢者をしていると聞いた。
その時は正直自分のことばかり考えていて、とにかく元の世界に戻れる手掛かりがないかを知るために魔法使いになったの。
原始魔法だとか賢者だとかよく分からないまま、モーギン先生に弟子入りしたんだよね。
その後お金もなくて住むところもない私を心配して、モーギン先生はバーに連れて行ってくれたりした。
そこのバーを気に入っちゃって、私しばらくそこの裏庭を借りて寝泊まりしてたっけ。
そんな暮らしをしている中で思いついたの。
大学に入ってこの世界の専門的な知識が手に入れば元の世界に戻れる手掛かりが得られるかもしれない、それに入寮したら衣食住を気にする必要もなくなるって。
Britechester大学に入学して寮に入ると、先生は毎日のように遊びに来てくれるようになった。
「わざわざ師匠が様子を見に来てやってる。」だとかなんとか言ってたけど、今思うと私のこと心配して来てくれてたんだろうな。
先生だけが、私が異世界の人間ってことやお金もないことを知ってたから。
あの頃はパカアくんに恋して失恋して落ち込んでいたけど、いつも先生が相談に乗ってくれた。
エイデンのことも。
でも、私が浮ついたところ先生に目撃されちゃったんだっけ。
あの時「勘違いしてもいいんだよ。」なんてふざけられちゃったけど、私きっとあれで恋に落ちたんだと思う。
なんでだろうね、普段ふざけてばかりいた先生が急に色気を出してきたからかな。
それから少しずつ先生のこと意識するようになって
変身しちゃったりなんかして
でもケンカもして
仲直りできたけど、それでようやく自分の気持ちに気づくことが出来た
私、先生のこと好きなんだって
それからはもう今まで通りに話せなくなって先生のこと避けるようになっちゃったんだよね。
でも、あの星が綺麗な夜
先生と星を眺めて話していたら、なぜか普通に会話することが出来るようになった。
自分でもなんでこんなにウブなんだって思うよ、先生に対してだけ
最初は今まで通り師弟関係でいて仲良くできていればそれでいいって思ったけど
先生が私のケガのことでダレルさんとケンカしたのを聞いた時、もっと先生のこと好きになってしまった。
先生が他の誰かと恋に落ちてほしくないって、そんな風に思うようになった。
だから思い切って先生に自分の好意が伝わるようにアピールしてみたりしたんだけど、
だんだん先生は私のこと避けるようになって
少し…ううん、かなり落ち込んじゃったな
家出じみたことしちゃった私の元にも先生は来てくれて
今まで通り心配してくれて、私の気持ちを気遣ってくれた
そこで気持ちが高ぶってキスしちゃったんだよね…
先生びっくりしただろうな
そしてその後
先生の大事な話を打ち明けてもらった
男性の服も女性の服も着ることが好きで、自分でも男なのか女なのか分かっていないということ
このことを私が知ったらどう思うか、そう考えたらどうやって接していいか分からなくなり避けてしまうようになったこと
びっくりしたけど、それ以上に教えてくれたことが嬉しかった。
もっと先生のこと知りたいと思った。
だから、付き合うとか付き合わないとかじゃなくて、もう一度お互いのことを知って関係を構築しようって提案してみたの。
その結果恋人になれなくても、お互いに心地のいい関係が築けたらいいなって
先生は快く受け入れてくれた
断られたらどうしようかと不安だったけど、受け入れてくれる先生の優しさに触れて安心したし、まだ先生のそばにいられると思ったら少しだけ泣けてきた
でもその後、先生が突然いなくなってしまった。
結局、先生は弟子のレイラに監禁されていて先生自身は怪我もなくて無事だったけど、あの事件だけは忘れられない。
この時本当に後悔したから。
なんでちゃんと好きって伝えなかったのか、恋人になってください、って言わなかったのか。
もう会えないのかもしれないと思ったら、頭の中が真っ白になってどうしたらいいのか分からなくなった。
だから先生が無事と分かった後、ちゃんと自分の想いを伝えたの。
言える時に言わないとダメなんだって思って。
それでお付き合いを始めることになったんだよね。
その後先生は、自分の女装姿を私に見せてくれた
今でも覚えている
本当に綺麗で…ずっと見ていたいと思ったこと
そしてBritechester大学の学位を全て取得して卒業して
レストランを開店して
アパレルブランド「COLORS」も立ち上げた。
とにかくこのシムズ世界にあるたくさんの街に自分の店を開店させて、自分の知名度も上げようと躍起になっていたんだよね。
先生のことも見えなくなるほど。
だから先生に余計な心配をかけてしまった。
そりゃそうだよね。
なんで急に有名人になりたいのかって普通思うよ。
何も話してなかったんだから。
だからきちんと説明したの。
私が本当にやりたいこと
先生みたいなシムが自分の着たい服を着られるような、そんなブランドを立ち上げるのが本当の目的だって。
本当は先生に最初に説明するべきだったのに、先生は私のやりたいことに理解を示してくれた。それに応援もしてくれた。
こんな風に一人で先走って暴走してしまう私を、先生はいつも優しく見守ってくれる。
そして、ついにそのブランド「TRUE COLORS」を立ち上げることが出来た。
先生も、自分の女装姿の写真を店内に飾ってほしいって言ってくれたんだよね。
本当に嬉しかったな。
すごく勇気がいることだと思うから。
少しでも先生の力になれたなら、それで私は幸せ
最初は元の世界に戻りたくて、たくさん勉強して魔法も学んだ。
知識を得れば、いつか元の世界に道が続いているんじゃないかって思ってた。
でも、この世界で暮らしているうちにここで生きていきたいって思うようになったの。
先生のそばで、コナちゃんも一緒に。
だから今日ここに来た。
先生に結婚を申し込む。
凪子「…先生」
凪子「今日は大事な話があって来ました。」
凪子「・・・・・・・・・」
凪子「モーギン先生、私と結婚してください」
モーギン「…!凪子」
凪子「これ、受け取ってください。」
モーギン「……もちろん」
モーギン「・・・・・・・・・」
モーギン「…凪子、なんて言ったらいいか…」
凪子「何か言う必要なんてないです。はい、と一言だけお願いします。」
モーギン「…はい。はいに決まってるよ。凪子、結婚しよう。」
凪子「…はい!」
先生、私のプロポーズ受け入れてくれた…!
さっきはかっこつけて「はい」とだけ言えばいいなんて言っちゃったけど、本当は心臓バクバクだった…!
きっと声が震えてたと思う。
先生に気づかれてないといいけど
でも本当に良かった…!
先生、プロポーズを受け入れてくれてありがとう
ということで私凪子とモーギン先生は婚約を結びました!
次回、結婚式を挙げたいと思います!
-----------------------------
プロポーズだけですとめちゃくちゃ短くなってしまったので凪子に振り返ってもらう感じにしたら、総集編ぽくなってしまいました。
次回に続きます
にほんブログ村