【凪子の多角経営#14】凪子の本当の野望

2021/03/06

凪子の多角経営

t f B! P L


※今回デフォシムに喋らせております※
※モーギンの設定についての個人的な解釈のもと展開しております※
苦手な方は閲覧ご注意いただけますと幸いです。





凪子「…先生、今日は来てくれてありがとう。」

本日、久々に「なんでもクラブ」を開催しようと先生を自宅に招待しました。



久々のクラブ活動
思い思いに好きな衣装に身を包むモーギン先生です



凪子「じゃあ次はお化粧やりましょ!ヘアセットもやりましょ!」



凪子「先生肌きれいですね。」



凪子「うらやましいな~」



モーギン「……わざとやってる?」





凪子「…ねぇ先生。COLORS Windenburg店の2階に撮影スタジオがあるの。一緒に行かない?」


COLORS Windenburg店






モーギン「急にここに連れて来てどうしたの?」



凪子「あのね、私先生の女装姿の写真を撮ってみたいの。きれいな姿、写真に残してとっておきたくて。それに、COLORSで出す予定のドレスを先生に試着してみてほしいんだ」



モーギン「COLORSで出す予定のドレスを?いいの、そんな貴重なドレスを試着しても」
凪子「もちろん!…写真の方は大丈夫ですか?」
モーギン「うん、いいよ。むしろそう言ってくれて嬉しいよ。」













凪子「うん!やっぱり先生にぴったり。本当に綺麗です。」
モーギン「ありがとう、凪子。こんな素敵なドレス、着られるなんて嬉しいよ。」



凪子「それじゃ、いきますよ」









凪子「…すごく素敵です…。先生、次はこっちの衣装に着替えてください」



凪子「手伝いますからこちらへどうぞ」






凪子「うん!思った通り!このドレスも先生に似合ってます」
モーギン「褒めてばかりだな、凪子は」
凪子「だってほんとにきれいなんだもん」



凪子「それじゃ、撮りますよー」








凪子「…先生。今日は本当にありがとう。こんな綺麗な先生を写真に残せてよかった。一生の宝物にします。」



凪子「…今日はね、先生にちゃんと話さないといけないと思って。前に先生に聞かれたでしょ?「どうして有名になりたいのか」って。あのこと、きちんと話したいと思います。」



凪子「私、本当は違うんだ。今経営しているようなブランドを続けたいわけじゃない。今のCOLORSとは別にやりたいことがあるの。」



凪子「……私、男性でも女性でも、自分が着たい服を着られるようなそんなブランドをつくりたいんです。男性でも女性の服を着てみたいと思っているシムはいるだろうし、女性でも男性の服を着たいと思っているシムもきっといる。そんなシム達が、自分の望みのまま自分の着たい服を着られるようなお店をやりたいの。」




モーギン「それって、私のこと?」



凪子「…うん。先生が先生のなりたい姿でいられるために、私に出来ることはないかって考えてた。活動家になってデモ活動してもよかったし、政治家目指してもよかった。ファッションインフルエンサーになる道もあった。でも、私がやりたいことはそういうことじゃないかもって思ったの。」



凪子「先生の近くで、先生の身近な世界の中で、先生の手が届く範囲でやりたいと思ったんです。私がそういったブランドを立ち上げれば、私の恋人である先生も自然と自分の望んだ服を着られるんじゃないかって。」



凪子「それにブランドが知れ渡って先生と同じ悩みを持ったシムが現れたら、先生も一人じゃないんだって分かるでしょ」



凪子「…でも、私がブランドに失敗したら先生への風当たりもきっと強くなってしまう。絶対に失敗できないと思ったの。だから…」


モーギン「…だから、知名度を上げようと思った…」





凪子「…うん。無名な私がいきなりそういったコンセプトのブランドを立ち上げても、きっと私の声は誰にも届かない。むしろ、反発される可能性の方が高いと思う。」



凪子「だから、このシムズ世界に私のレストランやアパレルをたくさん展開して下地を作っておきたかったの。ブランドとしての底力を蓄えて、経営者としての私の知名度も上げておけば、0ベースから始めるより成功する確率は高まるから。」



凪子「…これが私が有名になりたい目的です。今まで黙っててごめんなさい。」



凪子「出来るかどうか分からない段階で先生にこのことを話すのは迷惑かもと思って。現実性が出てきたら相談したかったんです。…でも、最初に先生に相談するべきだったよね。先生が嫌ならやるべきじゃないし。」





モーギン「・・・・・・・・・」


モーギン「…凪子がそこまで考えてくれていたなんて知らなかった。」


モーギン「…ありがとう、そのブランドの服、私も着たいな。」






凪子「…先生、いいの?」


モーギン「当たり前だよ。本当に着てみたい。」
凪子「…よかった。本当に良かった…黙っててごめんなさい。」




数週間後






凪子「今日は来てくれてありがとうございます。」
モーギン「COLORS DelSolValley開店初日、おめでとう、凪子」



モーギン「いつもと同じ商品の並びに見えるけど…」

凪子「はい、ここはいつも通りのお店です。セレブ向けの高級志向にしたくて。セレブシムに売れれば知名度もぐんと上がるでしょ?いずれこの店の姉妹ブランドとして、先日話していたブランドを出したいと思っているんです。その方が箔がつくから」




凪子「それで、いずれはSanMyshunoに出したいと思っています。都会の方が色々なシムがいるし、受け入れてくれやすいと思って。」

モーギン「なるほどね」




凪子「…もうしばしお待ちを、モーギン様」
モーギン「ふふ、なにしてるんだか」



凪子は自身の本来の野望のためにまた一歩、歩を進めたのでした




それでは次回に続きます






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