※デフォシムの過去を捏造しています。※
※デフォシムに喋らせています※
苦手な方は閲覧ご注意ください。
前回、クレーター研究所のカードキーを入手し、ついにドアの奥へと足を踏み入れました。その中には見るからにヤバそうな紫の靄が立ち込めており、先には進めませんでした。
そこで、さらに調査を進めるため防護服を用意することに。
恵那「この間はカードキーありがとう。さっそく中に入ってみたよ。」
エルウィン「まじで!?君、本当に行動力が凄いね。」
恵那「でも中に紫の靄がかかっていて。どう見ても危険そうだったんだよね。」
エルウィン「靄?」
恵那「そう、さすがにその靄の中に突っ込む自信はなくて。」
恵那「そこで相談なんだけど。情報通のお土産屋さんなら何か知らない?あの靄をどうにかするか、防ぐ方法。例えば防護服とか…」
エルウィン「ああ、知ってるよ。」
恵那「本当に!?」
エルウィン「1000シムオリオンで防護服を譲ってもいい。」
恵那「…その防護服って使えるの?あの靄が何で出来ているかも分からないのに。」
エルウィン「まぁね。でも、僕が持っている防護服はStrangerVille研究所からの横流し品だ。あのクレーター研究所はStrangerVille研究所のものだからね。他の防護服よりは信頼性高いんじゃない?」
恵那「StrangerVille研究所の防護服…分かった。買うわ。二つ用意できる?」
エルウィン「あいよ、2000シムオリオンね。」
恵那「…ん?ちょっと待って。これ、本当に使える?フィルターがついてないみたいなんだけど。」
エルウィン「よく気付いたね!この防護服、新品ではあるんだけど不完全品なんだ。」
恵那「不完全品って…そんなもの1000シムオリオンで売ったわけ!?」
エルウィン「仕方ないじゃないの。しがない土産屋よ?」
エルウィン「でも胞子フィルターを取り付ければ使えるようになるってことさ。StarangerVille研究所の科学者に聞いてみなよ。彼らなら何か知ってるはず。」
恵那「(…結局科学者にコンタクトをとらないといけないってこと…?)」
お土産屋さんから買った防護服はStrangerVille研究所の物でしたが、胞子フィルターが付いていない不完全品でした。
これを使用するには胞子フィルターを防護服に取り付ける必要があります。
その胞子フィルターを作成するにはStrangerVille研究所の科学者に話を聞かなければならないとのこと。
しかし恵那と宗一郎が調査していることを、彼らに嗅ぎ付けられてしまうわけにはいきません。
そこで恵那は、ひとまず宗一郎に相談することにしました。
自宅
宗一郎「ああ…、そういうことだ…。…頼んだぞ。」
恵那「どうでした?」
宗一郎「S.I.M.Sの方で胞子スキャナーを用意するために動いてもらうことになった。」
恵那「よかった!ありがとうございます。」
恵那「胞子フィルターについても、未来シム研究所の方で制作してもらえます。」
宗一郎「胞子フィルターを作るために胞子塊を収集し分析する必要があるんだよな。」
恵那「そうです。そしてその胞子塊を収集するのに、胞子スキャナーが必要と。」
恵那「ひとまず、S.I.M.Sから胞子スキャナーについての連絡を待たないとですね。」
StarangerVille研究所の科学者に接触することを避けたい二人は、防護服に取り付ける胞子フィルターの作成を、恵那が勤めている未来シム研究所に依頼することにしました。
しかし胞子フィルターを作成するには「胞子塊」を分析したデータが必要とのこと。
その「胞子塊」を収集するためには「胞子スキャナー」という装置を使用しないといけないため、そちらは宗一郎の方で秘密諜報組織S.I.M.Sに手配を頼んだのでした。
恵那のスマホ「ブーブー」
恵那「…ん?」
恵那「(え、ディラン君?今から会えないかって…?)」
突然ディラン君からメッセージが。
何か用事でもあるのでしょうか
恵那はディラン君に呼び出された場所に向かいました。
恵那「どうしたの?」
ディラン「突然呼び出して悪い。」
恵那「ううん、全然平気。」
ディラン「…ちょっと城崎と話したくて。」
恵那「…え?」
恵那「(…私と話したいって…。どうしたんだろう、ディラン君…)」
ディラン「宗一郎さんとはいつ結婚したの?」
恵那「え!?えっと、その…」
ディラン「あ、ごめん。言いたくないならいいんだ。」
恵那「ううん、そういうことじゃ…。」
ディラン「宗一郎さんって、背も高いしイケメンだし頭も良さそうだよね。」
恵那「…なんかその感想、ちょっと頭悪そうに聞こえるよ?」
ディラン「そう?思ったまんまを言っただけだけど。」
ディラン「仕事は何してるの?」
恵那「製造業の会社に勤めてる。なんで?」
ディラン「…いや。」
ディラン「いい旦那さん見つけたな。」
恵那「・・・・・・・・・」
恵那「…ディラン君だって…いい旦那さんでしょ。」
ディラン「・・・・・・・・・」
ディラン「…どうだろう。自分ではよく分からない。」
ディラン「高校の時はさ、自分は出来る奴だって思ってた。勉強もやればやるだけ出来たし。運動も苦手じゃなかった。」
恵那「うん…。ディラン君頭もよくて運動も出来て、優等生だったもんね。」
ディラン「でも今は…あの頃とは違う。自分が思っているよりも自分は情けなくて、何もできないってことを毎日感じるんだ。」
恵那「…ディラン君…」
ディラン「城崎、悪いな。辛気臭くて。」
恵那「そんなことない。」
ディラン「え?」
恵那「ディラン君、そんなことないよ。情けなくなんてない、何もできないなんてことない。」
恵那「この町に来て不安だったけど、ディラン君に再会して研究所の調査についても協力してもらって。ディラン君がいなかったら、研究所の存在さえ知らなかったと思う。」
恵那「カードキーのことも。全部そう。ディラン君が助けてくれたんだよ。」
ディラン「・・・・・・・・・」
恵那「だからそんな風に自分のこと言わないで。」
恵那「私はディラン君のこと…今でも頼りにしてる。」
ディラン「・・・・・・・・・」
ディラン「…ありがとう、恵那。」
恵那「・・・・・・・・・」
ディラン「・・・・・・・・・」
恵那のスマホ「ブーブー」
恵那「あ、ごめん。電話だ。」
恵那「…もしもし?」
宗一郎「おい、今からバーに行くぞ。」
恵那「なんですか、突然!」
宗一郎「S.I.M.Sから胞子スキャナーについて連絡があった。ある軍関係者から胞子スキャナーを渡してもらうことになった。」
恵那「本当ですか!?」
宗一郎「ああ。今からそいつに会いに行く。バーで落ち合う約束だ。お前も来い。」
恵那「分かりました。」
ディラン「宗一郎さん?」
恵那「う、うん。今からバーに行かないと。」
ディラン「俺も行っていい?」
恵那「え?」
ディラン「研究所のことだろ?俺も恵那達に協力したい。」
恵那「…ありがとう。うん、一緒に行こう。」
次回に続きます
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