※デフォシムのBL描写がございます。※
※デフォシムに喋らせています。※
以上苦手な方は閲覧お控えいただけますようお願いいたします。
本日、プレイヤーから二人にプレゼントがあります。
スラニ島での二人っきりの旅行です!
うん、贔屓が過ぎるかもしれませんが、前回の妄想をしてしまうとちょっとこの件を二人に話し合ってもらいたいなと思いまして。
なのでその舞台を用意してみたというわけです。
ということで、二人の気持ちを想像しながら、プレイヤーによる妄想ストーリーの始まり始まり。
パカア「すごい!海がこんなに近くに!デッキからそのまま海に入れるよ。」
カレブ「よかったな。」
パカア「こんなところ、二人で来てよかったのかな。なんだかみんなに申し訳ないよね。」
カレブ「まぁな。でも今更そんな風に思う方があいつらに悪いだろ。思いっきり楽しんで、お土産でも買っていこう。」
パカア「うん、そうだね。」
カレブ「(…今日、言おう。彼氏になってほしいって。いつまでも先延ばしにしてられない。もう我慢できない。)」
夜
カレブ「あのさ、俺の気持ちはもう知ってるだろ。」
パカア「……うん。」
カレブ「俺はパカアのことが好きだ。だから俺と付き合って…」
パカア「…待って!」
パカア「待って。僕から先に話したい。」
カレブ「え、ああ。」
パカア「ごめんね。でも、大事なことだから。」
カレブ「・・・・・・・・・」
パカア「僕をヴァンパイアにしてほしい。」
パカア「僕もカレブのことが好きだよ。だからヴァンパイアになりたい。」
カレブ「…お前、本気なのか?」
パカア「当たり前でしょ。本気だよ、僕は。」
カレブ「・・・・・・・・・」
カレブ「…無理だよ。」
パカア「え?」
カレブ「お前をヴァンパイア化することは出来ない。」
パカア「…なんで?僕、本で読んだよ。ヴァンパイアは自分たちの仲間を増やすために、人をヴァンパイア化することが出来るって。カレブにもできるんでしょ?」
カレブ「…確かに人間をヴァンパイア化させることは出来る。俺もその能力を持ってる。でも…」
カレブ「俺はパカアには人魚のままでいてほしい。」
カレブ「…人魚のままで生きてほしいんだ。」
パカア「カレブ…どうして?」
カレブ「パカアにヴァンパイアの苦しみや悲しみを与えたくない。夜に紛れて人を襲うことでしか生きられない…そんな生き方をしてほしくない。」
カレブ「パカアには、今のまま太陽の下自由に泳ぎ回って。そして笑顔を見せてほしい。俺は、青い空の下で見るパカアの笑顔が好きなんだ。」
パカア「…カレブ…」
カレブ「…今のまま、パカアのまま、俺のそばにいてほしい。俺が望むのはそれだけだよ。」
パカア「・・・・・・・・・」
パカア「そんな風に考えてくれてたんだ。ありがとう、嬉しいよ。」
パカア「…でも、ごめん、カレブ。僕は怖いんだ。」
パカア「僕はヴァンパイアじゃないから、いつか死んでしまう。僕が死んだ後、カレブはどうなるの?きっと悲しむよね?泣くでしょ?そんなカレブの姿を想像してしまうと、僕は死ぬのが怖くなるんだ。」
パカア「カレブの人生は僕が死んだ後も続いていく。僕の見えないところで、永遠に。」
パカア「…恋人になったら…もっと好きになっちゃうでしょ?」
パカア「今でもこんなに怖いのに、もっと好きになったらどうなっちゃうの。」
パカア「…だから、僕もヴァンパイアになって不死になれたら、そんな恐れを抱く必要もなくなる。そしたらカレブの恋人にもなれる…。」
パカア「僕、カレブと一緒なら耐えられるよ。永遠に生きる悲しみにも、飢えの苦しみにも。」
パカア「だから、お願い。お願いだから、僕をヴァンパイアにしてよ。」
カレブ「・・・・・・・・・」
カレブ「…無理なんだ。」
カレブ「お前をヴァンパイア化することは、俺だけの力じゃ無理なんだ。」
カレブ「俺がヴァンパイア化できるのは人間だけ。人魚のお前をヴァンパイア化することは出来ない。」
パカア「…そんな…。」
パカア「・・・・・・・・・」
パカア「……そっか……。そもそも無理な話だったんだ……。」
パカア「・・・・・・・・・」
パカア「…なんで僕、人魚なんだろう。」
パカア「せめて、人間に生まれたかったな。」
パカア「…うん、わかったよ。カレブの気持ち。すごく嬉しい。僕のこと、ちゃんと考えてくれてて。ありがとう。」
パカア「…僕もカレブのことが好き。でも、今の僕じゃカレブの恋人にはなれないよ。だからこれからも今まで通り…」
カレブ「…なんで。」
パカア「なんでって…話聞いてた?僕は…」
カレブ「なんでそんな先のこと考えるんだよ。今そんなこと考えたって仕方ないだろ。」
カレブ「俺はパカアのことが好きだ。ずっとそばにいて欲しい。」
カレブ「…だから、頼むよ。俺の恋人になってよ。」
パカア「・・・・・・・・・」
パカア「…ごめん。」
パカア「恋人って形にこだわる必要ないでしょ?」
パカア「僕はずっとカレブのそばにいるよ。好きな気持ちも変わらない。でも、約束はやめておこう。付き合うとか、将来とか。約束を一つでもしたら、僕は最後がもっと怖くなってしまう。これ以上…きっと耐えられない。」
パカア「だから、このまま。今までのまま。」
パカア「ね、僕は死ぬまでカレブのそばにいるよ。」
カレブ「…そんなの…恋人になっても変わらないだろ…」
パカア「確かにそうだね。形はそうかもしれない。」
パカア「でも…僕にとって、カレブのそばにいられなくなることがどれだけ怖いことなのか。カレブなら、分かってくれるよね?」
カレブ「・・・・・・・・・」
カレブ「……ごめん。」
カレブ「…これからも好きでいていい?」
パカア「うん。」
カレブ「好きだって毎日言うけど。」
パカア「かまわないよ。」
カレブ「パカアも好きだって言ってくれる?」
パカア「もちろん。カレブのこと、大好きだよ。」
カレブ「…キスも毎日する。」
パカア「みんなが見ていないところでね。」
カレブ「・・・・・・・・・」
カレブ「…パカアが欲しい。」
パカア「…カレブ…」
パカア「・・・・・・・・・」
パカア「…うん、いいよ。」
次回に続きます。
今回ポーズをこちらのクリエイター様よりお借りしました。
ありがとうございました!
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