前回、恵那はディラン君との再会を果たしましたが、彼には現在奥さんがいる模様…。ずっと会いたかった元カレに最悪な形で再会することとなってしまいました。
しかし本来は、StrangerVilleの奇病を調査するために潜入捜査している身。
仕事もきとんとこなさないといけません。
恵那「・・・・・・・・・」
宗一郎「ディランに近づけ。で、奇病に関する話を聞き出せ。」
宗一郎「いいか、俺たちは町民から奇病について聞き出すために夫婦になりすまして潜入しているんだ。昔の知り合いが調査対象の一人、しかも向こうは今のお前の仕事を知らない。こんな幸運なことはない。」
宗一郎「ディランもお前相手なら気を許すだろ。他の町民なんかより話を聞き出しやすいはずだ。」
恵那「(…宗一郎さんは鬼だ。人じゃない。)」
恵那「(ディラン君に近づくなんて無理に決まってるじゃん。どれだけ会いたくないのか分からないのかな、あの人は…。)」
恵那「(…だって奥さん…いるんだよ…。)」
恵那「(…あんなに会いたかったのに…。今はもう会いたくないよ…奥さんと二人でいるところなんて見たくない…)」
恵那「・・・・・・・・・」
恵那「(…でも仕事は仕事。代わりに町民に聞き込みしてみよう。)」
恵那「あ、あの!すみません、ちょっといいですか?」
恵那「私この町に引っ越してきたばかりでちょっと道に迷っちゃって。」
トラヴィス「あ、ごめんなさい。僕、ここの町のシムじゃないんだ。」
恵那「そうですか…(まさかのハズレ…)」
トラヴィス「でもこの町のバーには軍関係者がたくさん集まっているらしいよ。そこに行って聞いてみたらどうかな?」
恵那「バーに軍関係者?ありがとうございます!ちょっと行ってみます。(軍関係者…確か軍にも接触を試みたって言ってたっけ。これは意外にも有力情報だったのでは?)」
恵那「…ん?」
恵那「(あれって…!例の奇病患者じゃない!?)」
恵那「あの…!ちょっとすみません…!」
恵那「(ていうかこのシム、StrangerVilleの町長さんじゃ…町長さんも患者の一人なの?)」
恵那「もしかして、町長さんですか?ちょっとお話が…」
恵那「あの~…もしもーし…」
恵那「(…本当だ。宗一郎さんの言っていた通り、意思の疎通が図れない。町長さん、奇病に冒されているんだ。)」
町長「…水ワ愛!!!!」
恵那「…ひっ」
恵那「(これはやばい…)」
ついに奇病患者との接触に成功した恵那。
宗一郎の話の通り、虚ろな目、虚言、そして意思疎通が図れないようです。
そしてStrangerVilleの町長までも、この奇病に冒されている模様。
その後も聞き込みを続けた恵那は、StrangerVilleに怪しげなお土産屋があることを知りました。そこで話を聞いてみることに。
恵那「(…ここが教えてもらったお土産屋さん。確かになんか怪しい…)」
恵那「店員さん!ここは何がおすすめなの?」
エルウィン「よくぞ聞いてくれた!おすすめは全部だよ!…って言いたいところだけど、お客さん、StrangerVilleの都市伝説に興味があるの?」
恵那「(都市伝説?初めて聞いた。ちょっと聞き出してみよう。)」
恵那「もちろん興味ある!StarngerVilleの都市伝説、有名だものね。」
エルウィン「やっぱりね!じゃあこの本がおすすめ。StrangerVilleの謎に迫った本だよ。あとはシムミナティのポスターとか…」
恵那「じゃあその本とポスターいただこうかな!」
エルウィン「まいど!」
恵那「ねぇ、あなたはこの町の都市伝説についてどう思ってるの?信じてる?」
エルウィン「もちろん信じてるさ!独自に調査もしてる。」
恵那「そうなの!?すごいね、どんなこと調べてるの?」
エルウィン「それはさすがに教えられないよ。初めて会ったシムだもん。」
恵那「なにそれ~、ちょっとくらいいいじゃん。あ、じゃあ、この本も買おうかな。」
エルウィン「お客さん、聞き出し上手だね。いいよ、この本も買ってくれたら少しだけ教えてあげる。」
恵那「やった!」
エルウィン「もしお客さんが都市伝説について詳しく調べたいって思っているなら、秘密研究所を調べてみたらいいと思うよ。」
恵那「…秘密研究所?」
エルウィン「町のはずれ、クレーターの中に建てられた秘密研究所。なんでも裏口が開いているらしいんだ。本当かどうかは分からないけどね。」
恵那「…へぇ。そうなんだ…。」
恵那「(クレーターの中の秘密研究所…。都市伝説の話みたいだけど、これって本当なのかな。)」
その夜、自宅の地下室
恵那「…ということです。」
宗一郎「…なるほどね…」
恵那「私としては、クレーターの中の秘密研究所が怪しいんじゃないかなと。」
宗一郎「でもそれは都市伝説の話だろ。そんなの信じるのか。」
恵那「それはそうだけど…」
宗一郎「…それより、昨日言った通りシグワースに接触したか?」
恵那「え?」
宗一郎「接触したんだよな?」
恵那「え、えーっと、……はい……」
宗一郎「本当だな。もし嘘をつくなら、虚偽報告になるぞ。」
恵那「・・・・・・・・・」
恵那「…いえ、接触していません。」
宗一郎「…はぁ…。なんで。」
恵那「…だって…ディランさんに会うの、さすがに気まずくて…」
宗一郎「お前なぁ…何度も言うけど、これは仕事なんだ。公私混同するな。」
恵那「それは分かってますよ。だから代わりに、他の町民に聞き込みしたんじゃないですか。」
宗一郎「それで手に入れた情報が、都市伝説の範疇を超えない内容だろ?」
恵那「・・・・・・・・・」
恵那「じゃ、じゃあ、宗一郎さんも一緒に来てくださいよ。」
宗一郎「は?なんで俺まで」
恵那「明日お休みですし、シグワースさんのお宅に遊びに行ってみましょうよ。先日のフルーツケーキのお返しっていうことで。」
宗一郎「嫌だ。お前ひとりで行け。」
恵那「お休みの日なのに妻一人で行くなんて、仲の悪い夫婦みたいに思われるかもしれませんよ?あんまり変な噂は立てない方がいいんじゃないでしょうか?」
宗一郎「・・・・・・・・・」
宗一郎「…分かった。」
恵那「え?」
宗一郎「分かったよ、明日一緒にシグワース家に行こう。そこで話を聞く。」
恵那「…は、はい!(やった、勝った!)」
勝ったとか言ってるけど、ディラン君に会うことには変わりないからね。
ちょっと心の準備をしておいた方がいいんじゃないでしょうか。
ということで、翌日シグワース家のお宅を訪問することになりました。
次回、ディラン君のお宅ドキドキ突撃訪問です!
おまけ・ダンサー宗一郎
恵那の聞き込み中に突然出た宗一郎の好き嫌いポップ
宗一郎「ダンスってつまらない!」
いや知らん
突然の自己主張に戸惑います。
まぁ本人はダンスがつまらないということなので、「宗一郎はダンスが嫌い」ということにしました。
しかし次の日、ダンスなんてつまんねぇと抜かしておきながら、このようにダンスに興じている宗一郎
ステレオで音楽が流れると体が勝手に動いてしまう、悲しい性
嫌ならやめりゃいいのに…
宗一郎「ダンスが体に染みついて、もう止められねぇんだ」
ってところでしょうか
揚げ句ダンスのスキルレベルもウキウキで上げちゃうっていう
という、書くかどうか迷うくらいどうでもいい宗一郎のダンス事情を挟みつつ、次回に続きます
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