【私はストレンジャー#13】元カレ

2021/06/13

私はストレンジャー

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※デフォシムの過去を捏造しています。苦手な方は閲覧ご注意ください。※







恵那「・・・・・・・・・」




ディラン「・・・・・・・・・」





ジェス「…あ、もうこんな時間!そろそろ帰らなきゃ。」
宗一郎「そうですか。今日はわざわざありがとうございました。」
ジェス「いいえ、こちらこそ突然ごめんなさいね。でもお二人とは気が合いそう!」
宗一郎「僕もそう思ってました。これからもよろしくお願いします。」


ジェス「それじゃ失礼しますね。またお話しましょ!」




恵那「・・・・・・・・・」


宗一郎「・・・・・・・・・」


宗一郎「…恵那」


恵那「・・・・・・・・・」
宗一郎「恵那!」


恵那「は、はい!よ、呼びました!?」
宗知郎「呼んだ。」

恵那「な、なんですか…?」



宗一郎「…お前、偽名はどうした。なんで本名を名乗った。」
恵那「…ごめんなさい…」


宗一郎「知り合いなのか?シグワース家と。」
恵那「…!!」


恵那「い、いい、いいえ!は、初めて会いました…!ディランさんなんて、し、知らないです…!」

宗一郎「…タメ口」
恵那「あ。はい、ごめん…」



宗一郎「…本名を名乗ってしまったことは、いまさら仕方ない。ただし、絶対にボロを出すなよ。それとお前は演技が下手すぎる。あんなんじゃ勘付かれるかもしれない。ちゃんとやれ。」

恵那「…はい…ごめんなさい…」



翌日


恵那「・・・・・・・・・」



恵那「…ディラン君だった。」


恵那「(ディラン君…まさかこんなところで再会するなんて…)」


恵那「・・・・・・・・・」



恵那「(…ずっと会いたかったのに…)」




恵那「(…結婚、したんだ…)」


恵那「(…もう28歳だもん、そうだよね。するシムはしてる歳だよ。)」


恵那「(・・・・・・・・・)」



恵那「…でも…なんで…こんな再会の仕方…最悪じゃん…」








宗一郎「…奇病が流行っているっていうわりに、その患者に遭遇しないな…。」
恵那「・・・・・・・・・」

宗一郎「あんたはどうだった?患者を見かけたか?」
恵那「・・・・・・・・・」



宗一郎「・・・・・・・・・」
恵那「・・・・・・・・・」


宗一郎「…恵那!」
恵那「!!」


恵那「ご、ごめん…」
宗一郎「………」



宗一郎「…お前、普段からそんな感じなのか?」
恵那「そんなことは…」
宗一郎「仕事中だぞ。ボケッとするな。」
恵那「…はい…ごめんなさい…」


宗一郎「・・・・・・・・・」


宗一郎「…やっぱりシグワースと知り合いなんだろ。」
恵那「え!?」



宗一郎「…元カレか。」

恵那「…は!?な、なんで分かったんですか…!?」




宗一郎「カマかけた。…まじかよ。」
恵那「……カマかけたって…!」
宗一郎「なるほどね。だから本名を名乗ったわけか。」


恵那「・・・・・・・・・」


恵那「……初恋なんです…。」

恵那「…本当に大好きで、ずっと片思いして、告白して付き合えたんですけど、結局…」

宗一郎「…あー…、話さなくていい。別に聞いてないから。」


恵那「…は?」


宗一郎「興味ない。お前の初恋の話なんか。」


宗一郎「知り合いだっていうことだけ確かめたかった。潜入している身だからな。昔の知り合いが近くにいるのは厄介だ。」

恵那「……そういうことですか。」



宗一郎「…いや、でも待てよ。」


宗一郎「ディランとはずっと連絡を取ってなかったのか?」

恵那「…はい。」

宗一郎「お前が未来シム研究所の研究員だということも?」

恵那「知りませんよ。高校時代に別れましたから。私の今の仕事も、何も知らないはずです。」

宗一郎「…そうか。」



宗一郎「じゃあちょうどいいな。」
恵那「は?」



宗一郎「ディランに近づけ。で、奇病に関する話を聞き出せ。」
恵那「な、や、む、無理ですよ…!」


宗一郎「なんで。」



恵那「なんでって…話聞いてました?元カレですよ!?気まずいったらないんだから…!しかも向こうは結婚して奥さんもいるのに…!出来るだけ会いたくないんです!」

宗一郎「そんなの関係ないだろ。お前、これが仕事だって分かってる?」

恵那「…うっ」



宗一郎「いいか、俺たちは町民から奇病について聞き出すために夫婦になりすまして潜入しているんだ。昔の知り合いが調査対象の一人、しかも向こうは今のお前の仕事を知らない。こんな幸運なことはない。」

宗一郎「ディランもお前相手なら気を許すだろ。他の町民なんかより話を聞き出しやすいはずだ。」

恵那「それはそうかもしれないけど…(鬼畜だ…)」



宗一郎「元カレだから気まずいとかほざくな。仕事だ。割り切れ。いいな。」


恵那「・・・・・・・・・はい。」





はい。


ということで、こんな展開になりました。



大人になった恵那は仕事でStrangerVilleに潜入し、そこで初恋の元カレであるディラン君との再会を果たしました。
しかしディラン君にはすでに奥さんがいて…しかも自分は偽装夫婦。



なんでこんな展開にしようと思ったかと言うと

今年の1月くらいにふと思いついたんですよね。
「元カノプレイをして辛い思いがしたいな」
って。



Twitterでも今年の1月くらいに呟いていて、ずーーーーっとこの元カノプレイをしたいしたいと思っていたのですが、パカアトーナメントだったりメロパカだったりを遊んでいたので、なかなかがっつり遊ぶことが出来なかったんですよね。

当初はこのtweetにもある通りモーギン先生の元カノプレイをしようと思っていました。しかし今回ディランさんを口説きたくなり、ティーンになって恋人になろうと決めた際に、これって時間を進めれば元カノプレイも出来るのでは…?と思いつき。
で、こんなよくばりセットプレイを始めたというわけです。


そして、恵那とディランくんのことを応援していただいていた皆様…
こんな展開にしてしまって本当に申し訳ございません…!
最初から決めてはいたものの、感想いただいたりしている中で二人を応援してくださるお言葉をいただくことが多くて、本当に勝手なのですが申し訳ない気持ちでいっぱいになっておりました…
恵那には過酷な状況になってしまいましたが、彼女のことを暖かく見守っていただけますと大変ありがたいです。


ということで、ここからはStrangerVilleの謎に迫りつつ、ディランさんの元カノプレイも同時に楽しみたいと思っておりますので、よろしければまた遊びに来ていただけると嬉しいです。


ここまで読んでいただきありがとうございました!
次回に続きます。


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