【私はストレンジャー#7】頭から離れないあの予言

2021/05/27

私はストレンジャー

t f B! P L

※デフォシムの過去を捏造しています。苦手な方は閲覧ご注意ください。※





いきなりキスシーンから失礼します。


今日ディラン君からフリーマーケットのお誘いがあり、カラオケに遊びに来ました。

前回、ロマンスフェスティバルにて不吉な予言をされた恵那。
忘れようとはしますが、どうしても心に引っかかってしまいます。

しかし今はディラン君が熱烈なキスをお見舞い中。
全身で彼のキスを堪能している恵那ちゃんです。



恵那「(ディラン君…!もうずっとキスしてたい!一生このまま離れないで、ずっとキスしながら暮らしたい…!)」


何を考えているのでしょうか





ディラン「…はぁ…」

恵那「・・・・・・(…なんかディラン君、今日ため息多いな。機嫌でも悪いのかな)」



しかし、今日のディラン君はなにやら機嫌があまりよろしくない様子。
恵那も彼の不機嫌さに気づいたようです。
何か出来ないかと考えているうちにディラン君は一階へと上がってしまいました。


ディラン君の様子が気になる恵那も追いかけます。



恵那「ね、ねぇ!ディラン君、み、見て…!」クネックネッ
(「誘惑を試みる」を指示!なにこれ)


ディラン「・・・・・・・・・」




ディラン「え、恵那…!こんなところでやめろよ…!」

恵那「…え?」



ディラン「いやだってそれ…こんな外で、ちょっとやばいだろ…」
恵那「ご、ごめん…(引かれた…!)」




恵那「ディラン君、今日元気ないなと思ったから。ウケるかなって。」

恵那「…ねぇ、何かあったの?」
ディラン「・・・・・・・・・」


ディラン「…え?あ、ごめん。返信してた。で、なに?」
恵那「……うん、えっと、あのね…」



恵那「ディラン君が今日元気なさそうだから、私に何かできることないかって思ったの。」
ディラン「元気ないように見える?そんなことないと思うけど。」
恵那「そう…?」



恵那「で、でも!私、ディラン君のために何かしたいの!何かあったら、すぐに言ってね。」
ディラン「・・・・・・・・・」

ディラン「…ああ。分かったよ。」

恵那「……うん……。」



ディラン君とかみ合わない恵那。
カラオケで一人歌うことにしました。


恵那「(…最近一緒にいてもスマホいじってばかり。ため息も多いし、私何かやらかしてるのかな…。全然身に覚えがないけど、私って気づかないところで無神経なこと言ってたりするかもしれないし。)」

恵那「(どうしよう…何か変なことしていてディラン君に嫌われてたら。)」

恵那「(謝った方がいいのかな…でも何を謝るの?うーん…)」



しばらく歌っていると、ディラン君も同じ部屋に入ってきました。


しかし


やっぱり機嫌が悪いご様子。
一体どうしてしまったのでしょう…



恵那「(…無言。なんて会話を始めたらいいのか…。こういう時どうすればいいの?)」



ディラン「恵那。俺、そろそろ帰るわ。もう遅いし。」

恵那「あ、ディラン君…!(ちょっと待って、この空気のまま帰るのは…!)」


恵那「ディラン君、待って!」
ディラン「なに?」

恵那「あのね、私、何かした?ディラン君の機嫌を損ねるようなこと。」
ディラン「いきなり何?」



恵那「ディラン君、今日ずっと機嫌悪かったみたいだから。私が何かしちゃったかもしれないと思って。だから、ごめんね。」
ディラン「・・・・・・恵那。」


ディラン「・・・・・・・・・」



ディラン「…別に恵那は何もしてないよ。謝ることなんてないから。それじゃ、今日は帰るね。」

恵那「……うん。」





恵那「(…恵那は何もしてない、か。本当かな…。)」

恵那「(やっぱりこの間のロマフェスでの予言…当たってたりして…。)」


先日のロマンスフェスティバルでの予言を思い出して不安になってしまいました。
ディラン君の機嫌が良くないのと予言は関係ないとは思うけど…彼は一体どうしちゃったんだろうね。



翌日


学校が終わり帰ってきた恵那は、なぜかリリアナさんと家の前でおしゃべり。


特に何も注目すべき点がないので、ぼけっとお喋りの様子を眺めていると画面奥に見慣れたシムが…!


ディラン君じゃないですか!

これってもしかしてアポなし訪問じゃないでしょうか!?
やったね、恵那!ディラン君がわざわざ遊びに来てくれたみたいだよ!

昨日は気まずいまま解散となってしまったので、ここらで挽回したいところ。



…しかし、道端でスマホをいじり始めるディラン君…

これは…アポなし訪問ではなく、ランダムでスポーンしただけみたいだね…
そっか…ちょっと期待した分残念。

でもまぁここに彼がいることに変わりないので、恵那に話しかけてもらいます。



恵那「ディラン君…」


恵那「(さっそく会えた!よ、よし!予言のことなんて気にしない!昨日は滑っちゃったけど、今日はやったるで!)」



恵那「ねぇねぇディラン君。この変顔、友達に教えてもらったの!どう?」



ディラン「ははは、なんだよそれ。」

恵那「(やった!ウケた!)」



恵那「今日は元気そうだね。ディラン君。」
ディラン「今日は?俺はいつでも元気だけど。」



恵那「それはそうだけど、でも昨日は…」

恵那「・・・・・・・・・」

恵那「(またスマホ…)」



恵那「(…誰かとやり取りしてるのかな。それともネット見てるだけ?最近スマホいじるの多くない?)」


ディラン「…あー…、恵那、悪い。ちょっと呼び出しくらった。行かないと。」

恵那「あ、うん…」

 
ディラン君は、少し話すとすぐに帰ってしまいました。


恵那「・・・・・・・・・」

恵那「(…なんか…最近うまくいってなくない?私たち。)」



恵那「(占いなんて信じたくないけど…やっぱり予言の通りになるの…?)」


タイミングが悪いのか、嫌なことが重なってどんどんネガティブ思考に陥ってしまう恵那。
先日の不吉な予言を忘れるどころか、それに引きずられてしまっています。
そしてディラン君のことが好きすぎるため、不安な気持ちだけがどんどん膨らんでいく様子。

ネガティブなまま、暴走しないといいのですが…


それでは次回に続きます


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