※デフォシムの過去を捏造しています。苦手な方は閲覧ご注意ください。※
前回ついにディラン君に告白した恵那。
お付き合いを始めることに。
ある日の学校帰り、二人はSanMyshunoのカラオケに遊びに来ました。
いわゆる制服デート。いいな~
プレイヤーは経験がないので、こういうの本当に憧れる。
二人とも歌唱スキルがないので歌声はアレでしたが、とっても楽しそう。
恵那「ディラン君、なかなかうまいじゃん!」
ディラン「嘘つくなよ。俺ら壊滅的だっただろ。」
恵那「へへ、そうだね。途中笑っちゃいそうになったもん。」
恵那「でもカラオケって超楽しい!人前で歌うの恥ずかしいかなって思ってたけど、実際に歌ってみたらめちゃくちゃ気持ちいいね!」
ディラン「だよな!どうせ恵那しかいないし、うまく歌う必要もないし。大声出すのってストレス発散になるよな。」
ディラン「そうだ、下の階行かない?ゲーセンになってるんだって。」
恵那「そうなの?行く行く!」
地下ゲーセン
ディラン「おら!おらららら」
恵那「ちょ、なにこれ、どのボタン押したらいいの!?」
ディラン「あーくそ!なんだよこれ!」
恵那「なるほど…!こうか!ここで…こう!!おりゃー!」(オタクなもんでゲームに慣れるのが早い)
カラオケにゲーセン。
なんだろう、私の学校帰りのデートってこんなイメージなんですよね。
最近の子がどんなところ行くか分からないけど、私の時代はそうだった。多分ね。
とりあえずカラオケ行って、プリクラ撮って、デパートのフードコートでご飯食べてっていうコース。
まぁ私は女友達と行ってたんですけど。
彼氏との制服デートってこんな感じなんでしょうか~どうなんでしょうか~…
いいなぁ~…一度でいいからしてみたかった
恵那「(今日すっごく楽しいな。学校終わってもディラン君と遊べるなんて最高。)」
恵那「(それにしてもディラン君、今日もかっこいい。普段着もいいけど、やっぱり学ラン似合うよね。)」
ディラン「なに?」
恵那「え、なにが?」
ディラン「ずっとこっち見てたじゃん。何か話したいことでもあるの?」
恵那「う、ううん。別に、特に何もないよ。」
恵那「あ、じゃあ見て!変顔!」
ディラン「・・・・・・・・・」
恵那「(あ、あれ、全然ウケない…恥ずかしい…)」
ディラン「・・・・・・・・・」
恵那「(ディラン君、なんでもいいから反応してよ!)」
恵那「(なにこの空気…気まずい。これ、どうしたら…)」
恵那「じゃ、じゃあこれはどうだ!ギコギコギーパッパカパー!」
(異性の気を引くジョークをご披露!)
ディラン「・・・・・・・・・」
恵那「(ちょ、ディラン君!あなたの彼女滑り倒してますけど!これ、異性の気を引けるジョークだってネットで見たんだけど!嘘じゃん!)」
ディラン「…なんか疲れたな。向こうで休憩しよっか。」
恵那「あ、うん、そうだね。(まさかの総スルー…)」
恵那「(………恥ずかしすぎる………。渾身のネタが二つも滑るなんて。ディラン君、全然笑わなかったな。笑わないどころか、何も言葉を発さなかったな…。なんで…)」
恵那「(もうスマホいじっちゃってるもん。つまらないのかも…)
ディラン「そういえばさ、こないだ学校の掃除の時間の時に…」
恵那「(あ、本当になかったことにされてる。)」
恵那「(…笑いのツボ、私たちってあんまり合わないのかな。)」
恵那のジョーク2連発にクスリともしないディラン君でした。
真顔で見つめるだけなもんだから笑った。
この二人、笑いのセンスというかツボが合わないのかもしれないです。
そして二人はお腹が空いたため、1階のバーへと向かいました。
恵那「・・・・・・・・」
恵那「(はぁ…それにしてもディラン君…本当にかっこいい。)」
恵那「(こんなにかっこいいのに、学校の成績もトップだし。優しいし、おもしろいし、友達も多いし。ディラン君が私の彼氏だなんて。こんな幸せなことがあっていいの?)」
恵那「(私たち、もう恋人同士だから何したっていいんだよね。あんなことやこんなことも…ふ、ふふ…ふふふ…)」
ディラン「なに?また見てたでしょ。」
恵那「え!?あ、ごめん!別に見てるつもりじゃ…」
ディラン「ほんとに?恵那ってじっと見てくるじゃん。自分では分かってないかもしれないけど。」
恵那「そうなんだ…!ごめん、気を付ける。」
ディラン「別にそういうつもりで言ったわけじゃないけど。」
恵那「そうなの?でも、見てることディラン君に気づかれるのは恥ずかしいから気を付けるよ。」
ディラン「恵那に出来るか?」
恵那「なにそれ!出来るよ!」
ディラン「ははは」
恵那「(ディラン君…本当に好き。好き好き。キスしたい…)」
恵那「(はぁ…ディラン君の唇を今すぐ奪いたい…!)」
恵那ちゃん、ディラン君とお話し中に「ディランとファーストキスをする」という気まぐれを出してきました…!
そらそうよ、彼氏だもん。キスしたいよね。
彼女も健全な女子高生ですから。
翌日
お父さん「恵那。最近、どうだ?」
恵那「どうだって、なにが?」
お父さん「その、なんだ。アレだよ。アレ…分かるだろ?」
恵那「は?わかんないよ。アレってなに?」
お母さん「ディラン君のことでしょ。最近彼が家に来ないわりに、恵那の帰りが遅いから心配してるのよ。」
お父さん「母さん…そんなはっきり聞かなくても。」
お母さん「だってお父さん、アレアレ言っててもどかしいんだもの。」
お父さん「でも聞き方ってものがあるだろう。」
恵那のスマホ「ブーブー」
恵那「(あ、メッセージ)」
恵那「(今から家に行っていい?か。もちろんいいに決まってる!…と。)」
恵那「(今日はおうちデートかぁ…付き合ってから毎日連絡くれて嬉しいな。これが恋人ってやつかぁ…超楽しい。)」
しばらくしてディラン君が恵那宅にやってきました。
お父さん「あ、ディラン君…い、いらっしゃい。」
ディラン「お邪魔します。」
お母さん「ディラン君、ゆっくりしていってね。今日も夕飯食べていったら?」
ディラン「え、いいんですか?」
お母さん「もちらんいいに決まってるわ。ね、お父さん!」
お父さん「そ、そりゃそうだ!ディラン君、気にせずゆっくりしていくといいよ。」
ディラン「ありがとうございます。」
父母含めて話し始めてしまったので、恵那とディラン君で離脱することにしました。
庭で二人、ゆっくり話し始めます。
恵那「でね!リリスったら、ヘンなこと言うんだよ!自分はやろうと思えば、コウモリになれるって。そんなわけないじゃん。」
ディラン「確かにな。恵那、からかわれたんじゃないの?」
恵那「そう思うよね?」
恵那「それにジェマは修行中で、今手から炎を出そうとしてるんだって!」
ディラン「…ふーん。」
恵那「本気なのかな?これも私、からかわれてる?」
ディラン「そうかもな。」
恵那「(…あれ、またディラン君反応悪いな。私の話、おもしろくないのかな。)」
恵那「(どうしよう…何かもっとディラン君の興味を引けるような話…!)」
ディラン「恵那」
恵那「え?なに?」
ディラン「ちょっとこっち、立って。」
恵那「え?なんで急に?座って話さない?」
ディラン「いいから。立って。」
恵那「う、うん…」
恵那「・・・・・・・・・!!!!!!!!!!」
恵那「(え、ちょ、これ、え、ちょ。え!?)」
恵那「(ディ、ディランくん…!)」
恵那「(・・・・・・・・・・・・)」
恵那「ディ、ディラン君…」
ディラン「なに?」
恵那「…私の部屋、行く?」
恵那の自室
恵那「・・・・・・・・・」
ディラン「・・・・・・・・・」
恵那「あ、あのさ、ディラン君…」
ディラン「うん?」
恵那「びっくりしないでね?」
ディラン「・・・・・・ああ。」
恵那「へ、へへ。」
ディラン「…恵那。」
恵那「…!」
恵那「(ディランくん、また…!)」
恵那「(……はぁ…ディラン君、好き……)」
恵那「・・・・・・・・・」
ディラン「・・・・・・・・・」
お父さん「恵那ー。夕食の時間だぞー。恵那―?」
お母さん「ちょっと!少しは待ちなさいよ!」
キスをしまくる恵那とディラン君二人には、家族の声など聞こえていないのであった。
ということで次回に続きます。
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