※デフォシムの過去を捏造しています。苦手な方は閲覧ご注意ください。※
前回、恵那はディラン君に告白することを決意しました。
が…
恵那「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
超特大ため息をつく恵那。
恵那「(告白するったって、なんて言えばいいのよ…。どういう風にその話題にもっていくの?突然好きって言うわけにはいかないよね。いや無理。一発目好きなんて言えるわけがない。)」
前日のダンスパーティから帰宅し、一気に冷静になったようです。
ダンスパーティの熱に浮かされ告白しようと盛り上がったものの、落ち着いて考えてみると告白する勇気が出なくなってしまいました。
恵那「(…まず告白するにあたって、何をすればいいのか。ノートに書き出してみるか。)」
恵那「(えっと。とりあえず場所よね。どこで告白するのか。)」
恵那「(それに時間。朝なのか昼なのか…出来ればロマンチックな時間帯がいいな。)」
恵那「(それから…なんて…言うのか………)」
恵那「(いややっぱり無理!)」
恵那「(むりむりむり!告白なんて出来ない!ていうか、ディラン君を呼び出すことさえ無理!なんて連絡すればいいの…!)」
恵那「(・・・・・・・・・・・・)」
恵那「(と、とりあえず。今度ディラン君に会った時に考えよう。そうしよう。)」
恵那は告白することから逃げた模様。
なかなか勇気が出ないみたいです。
そりゃそうだよね。
するとここで恵那のスマホにメッセージが
ディラン君!w
今から家に遊びに来たいとのこと!
残念だったな、恵那。
先延ばしにしようとしたことが、もうすぐそこまで迫ってますよ。
ディラン「よ、恵那。あれ、機嫌悪い?」
恵那「ううん、全然悪くないよ。(機嫌が悪いんじゃなくて緊張してるんだよ)」
ディラン「そう?ならいいけど。」
恵那「ところでなんか用?」
ディラン「別に。暇だったから来ただけ。」
恵那「あ、あ、そう。ただ時間つぶしたいから来たんだね。私がいつも暇そうにしてるから。」
ディラン「…え?何その言い方。」
恵那「(ま、まずい!つい言っちゃった…!)いや、その深い意味はなくて…」
ディラン「…なんか恵那、やっぱり機嫌悪いんじゃん。」
ディラン「…ちょっと走ってくるわ。」
恵那「あ…」
ディラン君、ジョギングに出かけてしまいました。
あ~らら~
恵那も「とても緊張」状態になってしまっていて、コンディションの悪い二人です。
そしてかなり嫌味なことを口走ってしまった恵那。
告白というプレシャーが、彼女を苦しめているようです。
恵那「(私、なんでさっきあんなこと言っちゃったんだろう。ディラン君、気を悪くしたよね。戻ってきたらきちんと謝ろう。)」
恵那「(…いや…戻ってくるかな…。走りに行ったまま、家に帰っちゃったりして…。それでもう二度とうちに遊びに来てくれたり、外出に誘ってくれたりしなくなるかも…そしてそして今後一切私と口をきいてくれなくなったりして…ど、どうしよう…私取り返しのつかないことしたんじゃ…。)」
ぐるぐるネガティブになる恵那。
しかしそんな心配をする必要はなく、ディラン君はジョギングを終えると恵那の元に戻ってきました。
ディラン君に先ほどのことを謝ろうと、恵那は家の近所のベンチに誘います。
恵那「(うん、よし。まずはさっきのこときちんと謝ろう。)」
恵那「あのね、ディラン君。さっきのことなんだけど。ひどいこと言ってごめん。」
ディラン「いいよ。気にしてない。ムカついたけど、走ったらどうでもよくなった。」
恵那「ほんとに…!?ありがとう。」
恵那「(ディラン君ってやっぱり優しい。私あんなにひどいこと言ったのに…。それに、一緒にいると本当に楽しいな。)」
ちゃっかり親愛のメモリーを取る恵那ちゃんです。
ディラン「…恵那。」
恵那「ん?」
ディラン「…ふっ」
(ディラン君自律で投げキッス!)
恵那「ふふっ」
恵那「(ディラン君ってば…!また投げキッス。完全に味を占めてるじゃない。)」
ディラン君、自律で恵那のこと口説いてくれています…!
彼も結構恵那のこと気になってくれているみたいですよね…!?
これ、まじで今日いけるのでは!?
そして恵那ちゃんも自律で投げキッスのお返し。
好きな人にやってもらったから嬉しくなっちゃって、自分でもやってみよってなったのかね。かわいいな
恵那「(投げキッス、おじさんくさいって思ってたけど、ディラン君にしてもらうのは特別。それにディラン君も投げキッスされるのが好きだから、自らやってるんだったりして。)」
恵那「(…なんか私たちいい感じじゃない?話も弾むし。ずっとこうしてたい…)」
恵那「(…うん、決めた。言おう。今言おう。)」
恵那「(少しでも迷ったらまた決意が揺らいじゃう。よし。言おう、恵那!)」
恵那「ディラン君。」
ディラン「ん?」
恵那「ききききき聞いてほしいことがあるの。」
ディラン「なに?」
恵那「え、ええええええっと……!」
恵那「私、ディラン君のことが好き!!」
ディラン「…恵那…」
ディラン「そう、だったんだ…」
ディラン「・・・・・・・・・」
恵那「・・・・・・・・・」
恵那「(ちょ、ちょっとなにこの無言タイム…。ディラン君、なんか言ってよ。)」
ディラン「・・・・・・・・・」
ディラン「知ってたよ!」
恵那「え?」
ディラン「恵那が俺のこと好きなの知ってた。」
恵那「う、うそ!バレてたの!?」
ディラン「だって恵那分かりやすいもん。」
恵那「そ、そんな…!」
ディラン「で、どうするの?」
恵那「どうするって?」
恵那「えっと、私はディラン君のことが好きだから…その、えっと、その…」
ディラン「付き合う?」
恵那「へ!?」
ディラン「そういうことじゃないの?」
恵那「そ、そそそうだよね。そういうことかも。じゃ、じゃあ…」
恵那「!?」
恵那「ちょ、ディラン君!?」
ディラン「別にいいじゃん。もう彼女でしょ、恵那は。俺の。」
恵那「(ひ、ひぇぇぇぇぇぇぇぇぇ)」
恵那「(いきなりハグは心臓に悪いよ!ディラン君…!)」
恵那「(…はぁあぁ、でもそっか。私、ディラン君の彼女になったんだ…。そっかそっか…!)」
ということで、恵那ちゃん告白大成功でございます!
ディラン君も恵那の告白を受け入れてくれて、思いが伝わったようです。
こうして二人はお付き合いを始めることになりました!
おめでとうございます!
その夜
恵那「(今日ついにディラン君に告白しちゃった…!好きだって言っちゃった。めちゃくちゃ緊張したけど、ちゃんとディラン君にも伝わったみたい。付き合おうって言ってくれた。)」
恵那「(それに好きだって…)」
恵那「(…ん?)」
恵那「あれ…好きって言われたっけ…?」
恵那「ま、いっか。付き合おうって言ってくれたのはディラン君の方だし。」
恵那「(今日から私はディラン君の恋人、彼女。ふふ、ふふふ。両想いってやつだよね。ディラン君は私の彼氏。ふふふふふ…)」
晴れてディラン君の恋人になれた恵那。
さぁ!これからディラン君の彼女としての楽しい楽しいイチャイチャティーン青春ライフの幕開けですよ!
ということで次回に続きます
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