※今回デフォシムにかなり喋らせています。苦手な方は閲覧ご注意いただけますと幸いです。※
今日もパカアくんを家に呼んでおうちデートを楽しんでいます。
リリィはセレブなので外出するとパパラッチやファンのシムが集まってきて、なかなか二人での時間を過ごすことが出来ません。
なので、こうやって自宅でデートをすることが多いです
なんか現実の芸能人もそんな感じっぽいですよね
今日はティラピアのソテーを作ってみました
「食事に呼ぶ」でパカアくんと二人で食べてもらおうと思ったのですが、パカアくんは手をつけません
リリィ「(なんでパカアは料理に手をつけないのかしら…)」
リリィ「…ねぇ、どうしてティラピアのソテー食べてくれないの?もしかして嫌いだった?」
パカア「……ううん、そんなことないよ。ティラピアは好きだよ。」
リリィ「…?じゃあ、食べたら?」
パカア「……うーん、好きだからね…ごめん。食べるのはよしておくよ。」
リリィ「(???全然意味わからないんだけど。好物なのに食べたくないってこと??)」
パカアくんの言っていることがよく分からないリリィです
こうしてこの日のデートは解散
リリィ「(どうしてパカアは料理を食べてくれなかったんだろう…ティラピアは好きだって言っていたのに。というかあの子、普段ちゃんとご飯食べてるのかしら。私、パカアの家に誘われて遊びに行っているけど、近くに家らしい家って見当たらないのよね…)」
パカアくんの自宅と食生活が気になりだしたリリィ
直接確かめに来ました
リリィ「ねぇ、パカア。いつも家で遊ぼうって言うとこの場所に呼び出すけど、あなたの家ってどこにあるの?一度も家まで連れて行ってくれたことないじゃない。」
パカア「え?どこって、僕の家はここだよ?ついてきて」
そういうとパカアくんんは、難破船の中にずんずんと入っていきました
リリィ「(…え、ま、マジ…?)」
パカア「ここが僕の家。どうぞ座って!」
リリィ「どうぞ座ってって…。どういうこと?この難破船の中で生活してるってこと?」
パカア「うん、そうだよ。ちょうど中に住めそうだから、ここに家具とか置いて暮らしてるんだ。」
リリィ「…ちょっと待って。ここって住んでいいところなの?許可はとってる?」
パカア「許可?誰にとればいいの?」
リリィ「どこって、管理者がいるはずでしょ。」
パカア「でも、誰にも文句言われたことないよ?」
リリィ「そういうことじゃ…」
リリィ「あのね…どの場所にもそこには持ち主がいるのよ。土地も誰かの財産なの。いくら難破船だからといって、勝手に住むなんて本来は許されないことなのよ。」
パカア「…そうなんだ。僕の故郷では土地って概念がないから知らなかった…」
リリィ「(…は?)」
パカア「ここに住み続けるのはまずいんだ…どうしようかな…ちょっと泳ぎながら考えてくる」
リリィ「(…また、泳ぎに行くんだ)」
リリィ「(パカアの故郷には土地の概念がないってどういうこと?そういえば、パカアの素性について何も聞いたことないかもしれない。いや、今はそれよりパカアの家のことよ。まさかこんな場所に住んでいたなんて…)」
数日後
パカア「今日はどうしたの?大事な話があるって」
リリィ「ちょっと上の階に一緒に行きましょう」
パカア「この部屋は…?」
リリィ「一応客室。でも、うちにお客が来ることなんてほとんどないから。持て余しているの。」
リリィ「ねぇ、この部屋使ってもいいから一緒に住まない?あんな難破船に住んでるよりずっといい暮らしが出来るわよ。」
パカア「・・・・・・」
パカア「…ごめん。リリィの気持ちは嬉しいけど、ここで一緒には暮らせないよ。本当にごめんね。」
リリィ「・・・・・・・・・」
断られるとは思っていなかったリリィ、ショックを隠し切れません。
リリィ「(…断った理由、詳しく教えてくれなかった…。まさか私に冷めてきた…?嘘よね…。やっぱり靴のプレゼントのせい…?)」
ネガティブな気持ちでいっぱいになってしまいました
さらに数日後
それから数日、パカアくんからの連絡はありませんでした
リリィも同棲を断られたショックで自ら連絡をとることが出来ません
ある日、パカアくんがリリィを自宅に呼び出しました
リリィ「パカア…あの、その…」
パカア「今日は来てくれてありがとう。大事な話があるんだ。どうしても言わないといけないこと。」
リリィ「(ま、まさか別れ話…?や、やめてよ…)」
パカア「少し僕のこと見ていて」
そう言うとパカアくんは海の方へと走り始めました
水中でぐるんと一回転したかと思うと
次の瞬間、パカアくんは見たこともない美しい人魚の姿へと変貌していました
リリィ「(…え????ど、どういうこと…????)」
急いでそばに駆け寄るリリィ
リリィ「…パカア…」
パカア「ずっと黙っていてごめん。驚いたよね…僕、実は人間じゃないんだ。ずっと海の中で暮らしていて、スラニ島に移住したんだよ。人間シムの振りをして今まで生活していたんだ。」
パカア「いくら人間の振りをしていても、海の近くじゃないと生きられない。SanMyshunoの海はここより汚いからそこでは生きられないと思うし、もし見つかったらきっと大変なことになってしまうと思う。だから、リリィが一緒に暮らそうって言ってくれたのに断ってしまったんだ。」
パカア「…それに…僕の人魚の姿…人間の時と結構違うでしょ?もしかしたらびっくりするかなって思って…だからずっと言えなかった。本当にごめん。」
リリィ「パカア、こっち向いて」
リリィ「確かにびっくりはしたけど、あなたの人魚姿が本当に綺麗で…見惚れてしまったの。息をするのを忘れてしまうくらい」
リリィ「話してくれてありがとう。なんだかホッとした…」
パカア「え、なんで?」
リリィ「別になんでもない…」
リリィ「・・・・・・・・・」
リリィ「(パカア…すごく気持ちよさそうに泳いでる。海で泳ぐのが好きな子だとは思ってたけど。そっか、そうだったんだ。パカアは海から離れることが出来ないのね…)」
帰宅後
リリィ「・・・・・・・・・」
リリィ「(ここからの景色が好き。勝者の気分が味わえるし、ここで歌うのは最高に気持ちいい。でも、もう充分かな。歌ならどこでも歌えるし、私が勝者なのは変わらない。)」
ある日
リリィ「今日は私発案の素敵な計画を披露しに来たの。心して聞きなさいよ。」
パカア「嬉しそうだね、是非聞かせて?」
リリィ「私、スラニに引っ越すわ。ここで新しい家を探して住むことに決めたの。」
パカア「え、そうなの?急にどうして…」
リリィ「そこであなたも一緒に暮らすのよ。スラニなら海の近くだし、水も綺麗。どう?素晴らしい計画じゃない?」
パカア「リリィ…いいの?仕事に支障出ない?」
リリィ「別に平気よ!たまにスラニでも撮影することもあるから、近くなって便利だわ。」
パカア「ありがとうリリィ!僕の家で一緒に暮らす?」
リリィ「話聞いてた?新しい家を探すの。それは私に任せなさい。」
パカア「頼りになるなぁ…でも僕も一緒に探したい。二人で暮らす家、一緒に決めよう。」
ということで、リリィはパカアくんとスラニ島で同棲することを決めました。
わくわく同棲生活の幕開けです!
それでは次回に続きます
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