※妄想ストーリー回です※
※シムズ４というゲームの中での妄想のお話です。現実とは一切関係ございません※
※デフォシムにかなり喋らせております※
以上苦手な方は閲覧ご注意ください。
凪子「・・・・・・・・・」
凪子「あの子、嘘ついてる」
凪子「・・・・・・・・・」
凪子「（レイラ…さっきあの子につけた盗聴器を聞いてみよう。もしかしたら何か知ってるのかも…）」
凪子「・・・・・・・・・」
レイラ「…先生、私、先生のこと大好きです。こうやって一緒に居られて本当に幸せ。ずっと一緒に暮らしたいって待ってたんだから。」
凪子「（…！聞こえた！先生って、モーギン先生のこと？）」
レイラ「先生は私のこと好き？ねぇ、好きだよね？」
凪子「（…これって、もしかしてモーギン先生に話しかけてる？）」
レイラ「ふふ、照れちゃってかわいいんだから。そういう素直じゃないところも好き。」
凪子「（先生、そこにいるの？いやでもまだ分からない…もしかしたら電話してるだけかも。）」
レイラ「ねぇ、明日は何する？先生本読んでばかりでつまんないんだもん。私に構ってほしいな。何か一緒に出来ることしようよ。」
凪子「（……先生、もしそこにいるなら何か言って）」
レイラ「……。……そういえば今日もまた凪子さんが来たよ。先生がどこ行ったか知りたがってた。バカだよね、ここにいるのに。そうそう、昨日凪子さんにも教えてあげたんだ。先生と私が付き合っていること。」
凪子「（………）」
レイラ「そしたら驚いていたけど、私のこと心配してくれたの。それに先生のこともひどいって言ってたよ、付き合いたてなのに何の連絡もしないなんてありえないって。」
凪子「（………先生…、お願い、いるなら何か言って…）」
レイラ「凪子さんて本当に優しいシムなんだね。私てっきり先生のこと好きなんだって思ってたけど、私が先生の彼女だって分かったら私の心配してくれるんだもん。本当、優しいシム。」
モーギン「……そうだね、凪子は優しい人だよ。」
凪子「……！」
凪子「・・・・・・・・・」
先生はレイラの家にいる。そこで監禁されているんだ。
レイラ…なんてことをするの
ううん、まずはどうやって先生を助けるか考えよう。
その日の深夜
正面から行っても突き返されるだけだ。
そんな意味のないことしても無駄。
レイラ宅の地下室・監禁部屋
凪子「先生！」
モーギン「凪子！？どうしてここに」
凪子「無事でよかった…！それより早くここから出ましょう！」
レイラ「なにしてるの！！！」
レイラ「待ちなさいよ！なんであんたがここにいるの！？」
凪子「…あなたを盗聴してたの。レイラと先生の会話、全部聞いてたんだ。」
レイラ「！」
凪子「あなた、嘘ついてたよね。盗聴器の本体が壊れてしまって先生に着けている盗聴器を聞くことが出来ないって。あれ嘘なんでしょ？」
レイラ「はぁ！？嘘じゃないわよ！」
凪子「……じゃあどうして先生の行きたい場所をあなたに聞いた時、日本だって知ってたの？」
レイラ「それは…！故障する前に聞いたのよ！あんたと先生が会話していたわよね？それを聞いただけよ！」
凪子「…やっぱり嘘ついてる」
レイラ「は？だから何が嘘なの…」
凪子「先生とその話をしたのは先週の日曜日。あなたは土曜日に盗聴器の本体が壊れてしまったって言ったけど、それが本当なら日曜日の会話なんて聞けないはずだよ」
レイラ「…！そ、それは…！」
レイラ「…ち、違うわ！この話は別のシムから聞いた話よ！ニホンって場所に行きたいって！勘違いしただけよ！」
凪子「それは絶対ありえない。」
凪子「日本は私の元の世界。私は異世界転生してしまった、このシムズ世界のシムではないの。このことを知っているのはモーギン先生だけ。他のシムには話してない。だから日本って言葉をこの世界で知っているのは、私と先生だけなんだよ。」
レイラ「……！！」
凪子「…どっちにしても、あなたは嘘をついているって思った。だから、盗聴器をしかけてみたの。何か知ってるんじゃないかと思って。」
凪子「さぁ先生、早くここから出ましょう！」
レイラ「待ちなさいよ！絶対にここは通さない！」
凪子「先生！下がっていてください！ここは私が！」
レイラ「私の幸せ壊しやがって…！やっぱりあんたが一番邪魔だったのよ！早くこうしておけばよかった！」
あの後、私と先生は無事にレイラの家から逃げ出すことが出来た
先生の体に異常はなかったけど、大事を取ってしばらく体を休めることになった
それに原始魔法の賢者にも無事復帰できるらしい
とにかく先生が無事でよかった…
そして一週間後
私は先生に自分の気持ちを伝えようと、先生のお宅を訪ねた
・・・・・・・・・
凪子「…先生。もう体の方は大丈夫ですか？」
モーギン「うん、だいぶ休ませてもらったよ。」
凪子「・・・・・・・・・」
モーギン「・・・・・・・・・」
凪子「……私、先生が行方不明になったって聞いたとき、頭が真っ白になったの。どうしたらいいか分からなくなった。」
凪子「もう一生会えないかもって思った。どうして最後に会った時に引き留めなかったのかな、って。もっと一緒にいましょうって言ったら、行方不明になんてなってなかったのかも、とも思った。」
凪子「なんであの日好きって言わなかったのか、もっと好きって言えばよかったって後悔しました。」
凪子「私、先生のことが好きです。」
凪子「ゆっくり関係を築こうなんて提案したのに、こんな早くに告白することになってしまってすみません。でも、私……」
凪子「先生…。」
凪子「……こんなことになってしまって予想以上に私の告白が早いから、先生も戸惑っていると思うんです」
凪子「でも…先生が先生らしくいられて、その中で私のことを好きになってくれたら、嬉しいです」
凪子「それに私、先生のこと好きすぎて何をどうしたらいいか分からないから…先生のペースに任せていいですか」
モーギン「…ふっ、なにそれ」
凪子「わ、笑わないでください…！」
モーギン「本当に、私のペースに任せていいんだね？」
凪子「……はい」
モーギン「それじゃあ、ずっとそばにいて」
凪子「…………はい」
モーギン「あと一ついい？」
凪子「なんですか？」
モーギン「好きだよ」
次回に続きます
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