※デフォシムに喋らせています※
以上苦手な方は閲覧ご注意ください
エミリー「ラフルくん、個展の開催おめでとう!」
ラフル「ありがとう、エミリー」
ラフル「俺はエミリーのパン屋さん開店の初日に行けなかったのに…ごめんな。」
エミリー「そんなの気にしてたの?ずいぶん前のことじゃない。気にしないで。」
エミリー「それより写真、見てもいい?」
ラフル「ああ!こっち、紹介するよ。」
エミリー「ラフルくんは本当にすごいな…こんなに世界各地周っているなんて。分かってたけど、実際たくさんの写真を目の当たりにすると改めて尊敬しちゃう。」
エミリー「頑張ってね、個展。私もお手伝いだけど、出来る限りのことはするから。」
ラフル「うん。ありがとう、エミリー。」
本日ラフルくんの個展、初日です。
たくさんのお客さんが来てくれました。
ラフルくんも直接お客さんに説明して、各ワールドの魅力を伝えます。
丁寧にお話しているので、相手にもちゃんと伝わっていることでしょう。
お客さんが女性ばかりなのが少々気になりますが…。
あとエミリーの挙動がまたアレでね…
しかしたくさんの方々にラフルくんの写真を見てもらったり、実際に購入してもらったり。
それに思ったよりたくさんのお客さんに来てもらえたのでよかったです。
こうして初めての個展の初日は成功に終わりました。
それから月日が流れて・・・
エミリーのパン屋さんは、客足が伸び常連のお客さんもつくようになりました。
評判も上々。
フィンチウィックの名物パン屋として、だんだん人気が出てきていました。
ラフルくんの写真家としての仕事も順調です。
相変わらず世界を周り、写真撮影をする日々を過ごしていました。
そしてしばしば写真展を開催し、多くの方々に各ワールドの魅力を伝える活動を続けています。
そんな中、ラフルくんの心境に変化があった様子。
ある日、とある場所にエミリーを呼びだしました。
エミリー「なに、ここ?」
ラフル「Windenburgの遺跡群。孤島に古い遺跡が残っているんだ。」
エミリー「こんなところ入っていいの?」
ラフル「大丈夫。すごく静かでいいところだよ。」
ラフル「ここでエミリーに見せたいものがあるんだ。」
エミリー「見せたいもの?」
ラフル「こっち」
エミリー「綺麗…」
ラフル「ここから見る夕日は本当に素晴らしいんだよ。」
ラフル「・・・・・・・・・」
ラフル「世界各地を周って、俺はここからの夕日が一番綺麗だって思った。」
ラフル「でも、最近変わってきたよ。」
ラフル「俺が本当に一番綺麗だと思う景色。」
ラフル「それに、世界中の景色や人々の写真を撮影していく中で色んな人や色んな文化に触れたけど、俺は一番大事なものを世界に向けて発信していないことに気が付いたんだ。」
ラフル「俺が一番綺麗だと思う景色、一番世界に伝えたい景色…」
ラフル「それはヘンフォード・オン・バグレーなんじゃないかなって。」
ラフル「だから、ヘンフォードに戻ろうと思う。」
ラフル「ヘンフォードに戻って、今度は故郷の景色やみんなの写真を撮影して、逆に世界に向けて発信したい。」
ラフル「俺の故郷はこんなに素晴らしいところなんだぞって。」
エミリー「ラフルくん…」
ラフル「だからしばらくしたら帰るつもり。活動拠点もヘンフォードに移すよ。」
ラフル「…それで…」
ラフル「エミリー」
ラフル「俺と結婚してください。」
ラフル「やっぱり俺の気持ちは変わらなかった。世界のどこにいても、何をしていても、色んな景色をエミリーに見せたいってずっと思っていた。」
ラフル「エミリーならなんて言うだろう。エミリーはどこに行きたいって言うかな、とか。」
ラフル「どんなに距離が離れていても、エミリーのそばにいたいってずっと思っていた。」
ラフル「だからエミリー、これからはずっと一緒にいよう。」
エミリー「ラフルくん…」
エミリー「うん、私もずっとラフルくんのこと考えてた。」
エミリー「前はあんな風に話してしまったけど、あれからずっとラフルくんとの将来のこと考えていたの。」
エミリー「確かに不安な部分はまだある。けど…」
エミリー「あなたとなら、ちょっと怖くても大丈夫。」
エミリー「ラフルくんの家族になりたい。」
エミリー「私、おかしいところもあるし。ラフルくんを傷つけてしまうことも、もしかしたらあるかもしれない…」
エミリー「こんな不完全な自分でもよければ、私を奥さんにしてください。」
ラフル「…不完全だなんて。」
ラフル「エミリーは今のままで充分だよ。ありのままのエミリーに、俺は恋したんだから。」
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