夜中にこそこそ投稿です。
不定期投稿にしますと言いつつ、本日18時にエミリーのお話の続きを投稿したいがためにこんな時間に更新することにしました。
さて、2週間近くブログ投稿をお休みしていましたので、今更新中の「農家のお姫様(嘘)」のあらすじを改めてご紹介したいと思います。
今まで読んでいただいていた方もお話の内容について忘れてしまったんじゃないかなと思いましたので。というか私自身が忘れてしまっているので、自分の頭を整理する意味でもまとめてみました。
ご興味ございましたらお付き合いいただけると嬉しいです。
※最新話までの内容が書いておりますのでご注意ください。※
主人公はエミリー・アンダーソン。
自分のことをプリンセスだと思い込んでいるエミリーは、ある日ヘンフォード・オン・バグレーに引っ越してきました。
彼女曰く「窮屈なお城から抜け出して、新たな世界に飛び出したかった」とのこと。
今までの環境を抜け出して、動物たちや自然に囲まれた農家ライフを始めることにしました。
引っ越してきた当日に出会ったのが、近所に住むトーマス・ワトソン。
ご近所さんということもあり何かと話す機会が多く、少しずつトーマスさんと仲良くなっていきました。
しかしエミリーは、自分のことをプリンセスだと思い込んでいる少々痛々しい女性。
彼女の正気でない言動や行動に、トーマスさんは戸惑います。
更にエミリーにはつい無神経な物言いをしてしまう癖がありました。
エミリー自身はトーマスさんと仲良くしたくて楽しくお話しているつもりでしたが、トーマスさんの方は彼女の無神経な言動にイライラを募らせていきます。
そしてついにある日。トーマスさんの怒りが爆発。
エミリーに今までのイライラをぶつけてしまいます。
突然のことに傷つきつつも、驚きはしないエミリー。
二人の関係も険悪なまま自然消滅してしまうかと思われましたが…
サーカスに誘ってくれたり、エミリーの畑の世話をしてくれたりなど、トーマスさんの方から歩み寄ってくれました。
そして怒鳴ってしまったことについても謝罪され、関係を修復することが出来た二人。
その後お互いの家を行き来して同じ時間を過ごすことが多くなり、最初の出会いとは打って変わってどんどん仲良くなっていきました。
そしてある日。
トーマスさんからスパイスフェスティバルのお誘いが。
そこでエミリーはトーマスさんから誘惑されてしまいます。
しかし手放しでは喜べないエミリー。
なぜなら、トーマスさんが既婚者であるためです。
トーマスさんは結婚しており、3人の子どもがいます。
しかし家族関係はうまくいっていないようで、特に奥さんのラーミさんとの仲は冷え切っている状態。
トーマスさんも悩みを抱えているようでした。
そしてこのトーマスさんの誘惑をきっかけに二人の関係は次第に変わっていきます。
トーマスさんから誘惑され彼を意識するようになるエミリー。
しかし既婚者であるということが、トーマスさんに対してどう接したらいいのか彼女を悩ませているようでした。
微妙な関係が続く二人でしたが、反対に心の距離は縮まっていきます。
エミリーが新しく始めたパン作りという趣味から描いた夢、パン屋さんの開業。
トーマスさんはその夢を応援してくれました。
また、他人に対してつい失礼なことを発言して相手を傷つけてしまうエミリーの癖を認識しながらも、エミリー自身のことは嫌いじゃないと言ってくれるトーマスさん。
自分を認めてくれるトーマスさんに、エミリーはどんどん素の自分を出すようになっていきました。
そして、そんな癖に悩みながらも他人と関わろうとする、自分の悪い部分から逃げ出さないエミリーの姿勢にトーマスさん自身も心を動かされているようでした。
さらに、トーマスさん以外の村人とおつかいを通して関わることでも、エミリーの心は変わっていきます。
村で食料品配達をしているラフルくんに頼まれたおつかい。
彼が外の世界を旅したいという夢を持っていること、そしてそれを村長である母親に打ち明けられずにいることを知り、その手伝いをすることになりました。
ラフルくんの夢を彼の母親に、そして母親の息子に対する想いをラフルくんに伝えるエミリー。エミリーのサポートにより、母親が自分の夢を応援していることをラフルくんは知ることが出来ました。
家族から応援され自由に夢を追求することが出来るようになったラフルくん。
そして母親の息子に対する想い。
この光景を目の当たりにしたエミリーは、彼らと自分の境遇を思わず重ね合わせてしまいます。
このようにトーマスさんや村人と関わる中で、エミリーはヘンフォード・オン・バグレーでこのまま一生暮らしたいと思うようになりました。
しかし、ある日事件が起きます。
エミリーの実の妹、安達由紀が突然エミリーの自宅を訪ねてきたのです。
エミリーを実家に連れ戻すと言って聞かない由紀。
そして彼女は、なぜかエミリーのことを「絵美子」と呼びます。
偶然その場に居合わせて二人のやり取りを見ていたトーマスさんは気が付きます。
「絵美子ってエミリーのことか?」
なんとか由紀を追い出したトーマスさんとエミリー。
そしてエミリーはぽつぽつと自分の境遇について話し始めました。
「エミリー・アンダーソン」は偽名で、本名は「安達絵美子」だということ。
自分は子供の頃から家族や周りの人々から、「お前なんか嫌いだ」と言われ続け嫌われていたこと。
自分が無意識に人を傷つけるようなことを言ってしまうのが、彼らに嫌われている原因だということ。
家族から嫌われるのは普通だと思っていたが、妹に対しては愛情を注いでいる様子を見て、自分が特別おかしいんだと気が付いたこと。
両親は妹の夢を応援しサポートしているのに対し、エミリーが何かやりたいことがあっても否定されていたこと。そのため自分がしたいことを正直に言えないようになっていたこと。
そして先日、自分の人生を変えたくて家を抜け出しヘンフォード・オン・バグレーに引っ越してきたこと。
しかし人から嫌われることを恐れ、「自分はプリンセスなんだ」という変人を演じることにしたということ。
トーマスさんは静かにエミリーの話を聞いてくれました。
そして最後に彼女にこう伝えます。
今までエミリーは、自分を理解できない人々にただ囲まれていただけだ。
それは誰が悪いかという話ではなくて、単純に運が悪かったということ。
今のヘンフォード・オン・バグレーでは、エミリーを頼りにして認めてくれる人が周りにいる。
だから、ずっとここにいてほしい。
トーマスさんの正直な思いをエミリーは受け取ります。
翌日、エミリーは妹に再度話をしてヘンフォード・オン・バグレーから出ていくように伝えました。
そしてトーマスさんに、これからもこの村で生きていくことを話します。
また、トーマスさん自身もある決意を固めたようでした。
ずっと家族の不仲に対して目を背けていたトーマスさん。
自分が怒りやすいことが原因だと分かっていたのに、それを直そうともしないでいました。
しかしエミリーと一緒に過ごし、彼女の逃げ出さずになんとかしようとする姿勢を近くで見てきて、自分もこのままじゃダメだと思うように。
これからは家族の問題に向き合って、関係を修復する道を選ぶことにしました。
こうして、心の距離は近くなってもその先へ進むかどうか迷っていたエミリーとトーマスさんの関係は、このまま良き理解者としてとどまることになりました。
そしてその夜、ラフルくんがエミリーの自宅を訪れます。
彼は高校を卒業し、すぐにヘンフォード・オン・バグレーを離れることをエミリーに伝えに来ました。そして世界を旅して、色々な人や物を見ること。
そのラフルくんの決意をエミリーも応援します。
最後に彼はエミリーに何か言いたそうでしたが、結局何も言わずに別れることになりました。
こうして、三者三様の道を歩むことになったエミリー、トーマスさん、ラフルくん。
エミリーは、パン屋開業を目指し
トーマスさんは家族との関係修復に努め
ラフルくんは村を離れて世界を旅することになりました。
それからエミリーはプリンセス設定を捨てることに。
髪色を地毛に戻し服装も自分が着たい服を着るようになり、正直な自分の人生を歩むことにしました。
こうしてエミリーの人生第二部が始まるのでした…
という感じです。
長いですね…!
次回以降、こちらの続きから投稿したいと思っています。
もしご興味持っていただけましたらまた遊びに来ていただけますと嬉しいです。
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