【メロメロパカア#20】僕の気持ち

2021/04/10

メロメロパカア

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※今回デフォシムが一人で喋り続けているのを妄想して書いています。苦手な方は閲覧ご注意いただけますと幸いです。※


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僕だってリリィと一緒にいたかった


別れるなんて言いたくなかった
でも、あんなリリィを前にしたらそう言うしか出来なかったんだ




リリィのあの言葉
「私がそんな靴、あげたりなんかしたから…」


きっとリリィの中では、夢を追いかけることを心のどこかでは決めていたんじゃないかって思ったんだ。
リリィはそんなことないって言うかもしれないけど。
僕はそう思ってしまった。



それに、リリィの夢を僕のことで邪魔したくなかった。
そんなこと出来るわけない。
本当にリリィには夢を叶えてほしいと、心から思っていたから



でもリリィのことは本当に好きなんだ

だから精一杯かっこつけて、あんな風に言うしかなかった
うまくいったと思うよ。
リリィにはきっとバレてないと思う、僕がずっと泣きそうだったこと




あの日からずっとリリィのことを考えていた


元気にしてるかな
どうしてるかな
泣いてないかなって


泣いてるかもな、って少し期待した
僕のこと思い出したりしてないかなって
意地悪だよね


リリィも同じように僕のことを思い出したりしたのかな




リリィと過ごした日々、楽しかった思い出、別れたあの日のこと、思い出すと胸が締め付けられて苦しくなる時もあった
いや、ほとんどそうだったかも




でも、リリィの歌が心の中で繰り返されていて
その歌だけは僕の気持ちを穏やかにしてくれた


だからいつも、リリィの歌を心の中で繰り返していたんだ




ある日、リリィの番組が配信されることを知った。


正直彼女の姿を見るのはきつかったけど、夢を叶えたリリィの姿は見たかった




そこに映し出された彼女は、僕が知っているリリィとは少し違って見えた

ふと見せる顔は僕の知っているリリィだったけど、番組が進むにつれてだんだん変わっていった。



仕事頑張っているんだ、夢を叶えるために
そんな彼女は本当に尊敬できるシムだって思ったよ


でも同時に寂しくも感じた



彼女は夢を叶えて、どんどんいい方向に変わっていく
どうしてそれを寂しく思ってしまうんだろう




それから半年
昔僕が住んでいた難破船があった場所で、彼女のコンサートが開催されることを知った。

もちろんチケットなんて取れるわけがなく
でもどうしても聴きたかったから、こっそり海の中から彼女の歌声を聴いていた


僕が知っている歌声とは少し違うけど、確かに彼女の声だった


すぐそこに彼女がいると思ったら、会いたくなってしまった

…けど、それを彼女も望んでいるのかな?
こんなに引きずっているのはきっと自分だけだ




浜辺でリリィがずっと誰かを待っているように見えて、少しだけ期待してしまった
だから思い切って声をかけたんだ


彼女を目の前にしたら思ったように話せなくて
本当はリリィのコンサートだって知ってたけど、思わず偶然を装ってしまった



少し話した彼女は昔のままに感じた

素直じゃなくて高飛車で、でも分かりやすくて



だけど知ってたから
彼女は変わったこと


僕のおかげだって言ってくれて嬉しかった
でも僕の気持ちは変わらないし、僕自身もあの頃と変わらない




本当に連絡を取っていいのか迷ったけど、思い切ってリリィをデートに誘ってみた


何を話したのかあまり覚えてない
自分の気持ちを素直に出していいのか分からなかったから
リリィの反応を見てみようと思ったんだ


そしたらリリィも電話番号を交換してくれて、もしかしたらまだ僕のことを想ってくれているのかもと嬉しくなった



そしてスパイスフェスティバル
バブル・ブロワーは口実で、ただリリィに会いたかっただけなんだ


でもそこで思い知ることになる
彼女は本当に誰もが知る有名人で、みんな彼女に夢中なんだってこと


いつでも彼女の周りにはシムが集まってきて、サインや写真を頼んでくる
彼女もそれに対応するのが好きなんだろうな
ファンサービスを欠かさない



僕は正直落ち着かないし、なんで僕がそんな人気者の彼女のそばにいられるんだろうって思ってしまう


彼女のファン達に、自分なんかが彼女のことを好きだってことがバレてしまうんじゃないかって思ったら恥ずかしくなった



昔と違って、彼女に会うたびに自分と彼女の住む世界が違うんじゃないかっていう思いを感じるようになってしまった

なんでこんな風に思うようになってしまったんだろう
昔だって同じように彼女の周りにはいつだってファンやパパラッチが集まっていたのに


そう思ったら、彼女に好きだと言えなくなってしまった



だけど気持ちは抑えられなくて
リリィを目の前にしたら我慢できなくなってしまう時が何回もあった



それが良くなかったのかもしれない



リリィがある日クローゼットに行こうって僕を誘ってきた
その数日前には、突然キスされたこともあった


驚いたし、ショックだったよ
キスされた時は思わず逃げ出してしまった
どうして突然リリィはこんな風に僕を誘うようになったんだろう?って


でも、この日は断れなかった
本当に情けない


何してるんだろう
何がしたいんだろう

自分でも自分がよく分からない



リリィに言われてしまった
「自分はキスしたりするのに、私からするのは駄目なのか」って
本当にその通りだと思う

自分の先走った行動が、きっとリリィを誤解させてしまったんだ


彼女はもしかしたら僕のことをもう好きじゃないのかもしれない
なのに僕が自分の気持ちを伝えないまま、先走ってしまったから
リリィはたまに会ってちょっといちゃつけるような
そんな関係を望むようになったのかもしれない



そんなの僕は望んでいない
でも、またあの目で見つめられたら堪えることが出来るか分からない



だから自分の想いをこれからはちゃんと言おうと思った
「リリィのこと大切に思っているよ」って




「リリィのことが好きだよ」って



けど…
ちゃんと僕の想いはリリィに伝わっているのか




パカア「・・・・・・・・・」



パカア「(本当にこのままでいいのかな?こんなウジウジしたまま…)」



パカア「・・・・・・」


パカア「リリィ、ちょっと今からうちに来れる?」



リリィ「急にどうしたの?」
パカア「…これ。僕の家の鍵。リリィの家の鍵貰ったから、僕の方もと思って。」
リリィ「……ありがと」


パカア「(なんか間があったな。迷惑だったのかも。)」



パカア「(…リリィ。リリィが僕のことを口説いてくれればくれる程、気持ちがどんどん濁っていく。)」


パカア「(なんで喜べない?どうしてこんな気持ちに…)」



リリィ「あのね、パカア。実は昨日レストランに誘ったのはパカアに言おうと思ってたことがあったからなの。」
パカア「なに?」


リリィ「…パカア、言ってくれたでしょ。私のこと好きって。」
パカア「…うん」



リリィ「私もあなたのことが好き。」







パカア「……え?」

リリィ「…本当は昨日、言いたかったの。そ、それじゃ、今日はもう帰るわね。」




パカア「・・・・・・・・・」




今までのことをパカアくんはどう思っていたんだろうと、パカアくんの行動を元に妄想しました
二人の気持ちについての妄想を整理しないと、頭がこんがらがってきてしまっていたので

また、パカアくんだいぶなよなよしてしまったかもしれません…!
メロパカのパカアくんは一人の男の子だと思っていただけると嬉しいです


そしてリリィがついに「惹かれていることを打ち明ける」をかましてきましたので、こんな感じにしてみました…!
ナイスリリィ…!
ものすごい神のタイミングで打ち明けてくれました…!



次回に続きます




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