※妄想ストーリー回です。デフォシムにも喋らせています。苦手な方は閲覧ご注意ください。※
先生からの連絡がこなくなってしまった
いつも私の家に遊びに来てくれていたのに、ここ1週間顔を見せてくれていない
賢者の仕事が忙しいのかもしれないけど、どうしたんだろう
こんなに先生が家に来ないのなんて初めて
メッセージを入れても返事はないし、電話は繋がらない
私、何かやっちゃったのかな…?
ううん、後ろ向きになるのはやめよう。もしかしたらただ忙しくしているだけかも。
魔法の国
迷惑かもしれないけど、少し心配だったから魔法の国に行ってみた。
そしたら・・・
いつも先生がいる2階のバルコニーに、私の知らない原始魔法の賢者がいた。
あの人誰?
モーギン先生は?
賢者じゃなくなっちゃったの?
どうして?なんで?
先生、賢者の仕事すごく楽しそうにやっていたのに、急になんで…
とにかく、シメオン先生とLファバ先生に聞いてみよう。
お二人なら何か知ってるかもしれない
凪子「シメオン先生、原始魔法の賢者がモーギン先生とは別の方に変わったみたいなんですけど、何かあったんですか?」
シメオン「凪子君、聞いていないのかい?モーギン君が行方不明だって。」
凪子「…え」
シメオン「先週の日曜日に魔法の国にいたのを最後に来なくなってしまってね。モーギン君のお宅を訪ねてみてもそこにもいないんだ。メールも電話もモーギン君につながらないし。今出来るだけ多くの魔法使いで探しているんだよ。」
シメオン「モーギン君が不在の間、仕方がないから代理の賢者を立てているんだ。」
凪子「………」
頭がくらくらする。倒れてしまいそうだ。
モーギン先生が行方不明…?
先週の日曜日から…
ちょうど先生が最後に私の家に遊びに来た時だ
先生、自宅にも帰ってないなんて
いないかもしれないけど、とりあえず見に行ってみよう
モーギン先生のお屋敷
モーギン先生の家に人の気配はなくひっそりとしていた。
鍵がないから中は確認できないけど、人がいるようには思えなかった。
本当にいなくなってしまったの…?
なんで?
先生は無事なの?
なんであの日、家に帰らせちゃったんだろう。
あの時私が泊まりに誘ったりしていたら、もしかしたら先生はいなくなったりしなかった?
考えてもどうしようもないことばかりが頭に浮かんでしまう
モーギン「……あるよ。ニホンに行ってみたい。」
凪子「日本…?」
モーギン「どんなところなんだろうね。一度でいいから見てみたい。」
凪子「私も先生と一緒に行きたいです。」
なんで私、こう言わなかったのかな…
あの後私は先生の知り合いや色々な魔法使いに話を聞いてみた。
最後に先生の姿が目撃されたのは先週の日曜日の昼間、魔法の国。
いつも通り2階のバルコニーにいるところを見ている魔法使いがいた。
その後先生は私の家に来てくれたんだよね
でもその夜家を出てから行方不明になってしまった
その後どこへ行ったの?
先生が行きそうな場所…
先生が会いに行きそうなシム…
チャーム家
凪子「ミネルバさん、モーギン先生のことなんですけど。最近、先生とお話とかされていました?何か様子がおかしかったとか、ご存知のことがあれば教えていただきたいのですが」
ミネルバ「すまんね、凪子。申し訳ないけど、様子がおかしいとかそんな風には見えなかったよ。いつも通りに感じたね。」
凪子「……そうですか。」
ミネルバ「本当にモーギン君はどこに行っちゃったんだろうねぇ。無責任にどこかへ行ってしまうようなシムじゃないと思うんだが。」
凪子「……そうですよね…、でもその方がマシかも…。もし何か事件とか事故に巻き込まれていたらと思うと…」
エミリア「最近弟子を取ったばかりなのに…修行をよく見てあげていたみたいだから、その子もきっとモーギン先生のことを心配していると思うわ。」
凪子「弟子?先生、新しく弟子を取っていたんですか?」
エミリア「そうよ。凪子ちゃんが巨匠になった後、モーギン先生についた弟子がいるの。その子も凪子ちゃんみたいにモーギン先生に懐いていてね。魔法の国で一緒にいるところを何度も見たわ。」
凪子「その方のお名前教えていただいても大丈夫ですか?その弟子の方なら、何か知ってるかも」
エミリア「もちろん。名前は確か…」
弟子の名前はレイラ・キャンベル
偶然にも、私の家の隣人だった。
覚えてる。私、引っ越した時に挨拶しにいったっけ。
あの子、魔法使いだったんだ。
レイラに聞いてみよう。
先生の新しい弟子なら何か知ってるかもしれない。
レイラの家
凪子「突然押しかけてごめんね。レイラに聞きたいことがあって来たの。レイラって、モーギン先生に弟子入りしたんでしょ?最近モーギン先生が行方不明だって知ってる?もし何か知ってたら教えてほしいんだけど」
レイラ「もちろん知ってますよ。モーギン先生、どこに行っちゃったんでしょう…。私が先生に着けた盗聴器が使えなくて、場所を追えていないんです。」
凪子「…え?盗聴器?」
レイラ「そうです。私先生に盗聴器つけていたので、それを聞けば今先生がどこにいるのか分かると思うんですけど、先週から本体の方が故障してしまっていて。」
凪子「………」
レイラ「先生、どこに行っちゃったのかな…一緒に暮らそうって話してたのに…その準備も進めてたのに。何も言わないでいなくなっちゃうなんてひどいですよね。」
凪子「えっと…、一緒に暮らす、っていうのは…?」
レイラ「私、実は先生とお付き合いしているんです。だから同棲を始めようって話していて。」
凪子「・・・・・・・・・・・」
次の日
凪子「何度もごめんね。先生からレイラに連絡きてないかなって思って。」
レイラ「来てませんよ…もう心配で心配で私どうしたら…」
凪子「盗聴器の方も無理そう?いつからダメになっちゃったんだっけ?」
レイラ「先週の土曜日から…。お役に立てなくてすみません。」
凪子「あのさ…先生とはいつから付き合ってるの?」
レイラ「3か月前くらいからですよ。どうしてですか?」
凪子「ううん、付き合いたてなんだね。一番楽しい時期なのに、先生何も言わないでどこか行っちゃうなんてひどいね。」
レイラ「本当そうですよ。今まで毎日私の家に来てくれていて、いつも一緒に過ごしていたのに。何も言わずにどこか行っちゃうなんて…」
凪子「何か心当たりとかない?先生が行きそうなところ、行きたいなって言っていたところ。」
レイラ「うーん…、そういえば、ニホンって場所に行きたいって話してたかな。ニホンってどこなんだろう。聞いたことあります?」
凪子「……。……そっか…ごめん、私にも分からないなぁ。」
凪子「今日はありがとう。また、何か分かったら連絡してね。」
レイラ「分かりました。私に出来ることがあったら、なんでも言ってください。」
凪子「・・・・・・・・・」
凪子「あの子、嘘ついてる」
突然の超ぶっ飛んだ展開ですみません。
次回に続きます
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