【メロメロパカア#28】その後の二人編・前

2021/07/19

メロメロパカア

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※デフォシムに喋らせています。※
以上苦手な方は閲覧お控えいただけますようお願いいたします。


メロメロパカアのあらすじ

モデルのリリィには夢があった。それはいつか歌手になること。そのために日々歌やピアノの練習に勤しんでいたが、なかなかデビューを果たせずにいた。そんなある日パカアと出会う。二人はお互いに惹かれあい、すぐに交際をスタートする。

順調に交際を続けていたある日、ついにリリィに夢を叶えるチャンスが回ってきた。
リリィが歌手になるまでのサクセスストーリーを追ったドキュメンタリー番組。
しかしその仕事を受ける条件として、大学への入学と恋人との別れを提示されてしまう。
この話を聞いたパカアはリリィの夢を後押しし、自ら別れを選ぶ。

番組は成功、その後リリィは歌手となり夢を叶えることが出来た。
リリィの初コンサートの夜、パカアと偶然再会する。
その後また連絡を取り合うようになる二人。
紆余曲折を経て復縁を果たし、再び恋人としてスタートすることとなった。

それからしばらくして二人は結婚。



今回は、この続きから始めたいと思います。



SanMyshunoスタジオ

カメラマン「リリィちゃん、今日もよろしくね~」

リリィ「はーい、よろしくお願いします!」
























カメラマン「…うん、よし。いいね。リリィちゃん今日も最高だった!」

リリィ「ありがとうございます!」



マネージャー「リリィさん、次は「ブリタニの部屋」の撮影です!」
リリィ「あ、はい。すぐ準備します!」




ブリタニ「本日は歌手・モデルのリリィ・レイエスさんにお越しいただきました。」
リリィ「どうぞよろしくお願いします。」



ブリタニ「リリィさんは元々モデルさんでデビューしたんですよね。」
リリィ「はい。13歳の時にスカウトされたのがきっかけだったんです。」



ブリタニ「それが昨年大ヒットしたドキュメンタリー番組の主人公に抜擢されて、歌手デビューを果たしたと。」

リリィ「そうなんです。まさか私をピックアップしていただけるなんて思ってもみませんでした。」

ブリタニ「かなり長い間撮影されていたと伺いました。」
リリィ「ええ、一日中カメラがつきっきりで…。」


スラニ島






リリィ「…ただいま~…」


パカア「お帰り!リリィ。」
リリィ「・・・・・・・・・」



パカア「ご飯もうすぐできるけど、食べる?」
リリィ「ん、いい。もう寝たい。」
パカア「おっけ、分かった。おやすみ。」









モデル、歌手、テレビ出演と、結婚後もリリィは忙しくしていました。
一方のパカアくんは専業主夫となりリリィの私生活を支えてくれています。

ただ、リリィの仕事時間が不規則で長時間に及ぶこともあり、二人の時間をなかなかとれないでいました。





翌日――――――



パカア「おはようリリィ。」
リリィ「おはよう…」

パカア「…あんまり疲れは取れてないみたいだね。」
リリィ「顔色悪い?まずいな…もう仕事なのに。」



パカア「今日はどんな感じ?」
リリィ「一応21時に仕事終わる予定だけど、分かんない。伸びるかもしれないし。」
パカア「忙しいね。」

リリィ「じゃ、行ってくるね。」
パカア「うん、いってらっしゃい。」





パカア「(…もうすぐリリィの誕生日。本人は忘れてそうだけど。)」

パカア「(二人で過ごせるか分からないよね。リリィの仕事、全然落ち着く様子がないし。)」


パカア「(…でもプレゼントは用意しておきたいな)」



パカア「(って言ってもリリィが稼いできたお金でプレゼント買うのも変だよね。)」

パカア「…よし。」





その日の夜――――――



リリィ「え?バイト?」


パカア「そう、カフェのバイト始めようかと思って。」

リリィ「なんで?働かなくていいって言ったじゃない。私の稼ぎで充分でしょ。」

パカア「そうだけど…僕も働きたいんだよね。だからバイトだけど仕事を始めたいんだ。」



リリィ「パカアがそうしたいなら別にいいけど。」
パカア「ありがとう!」


もうすぐリリィの誕生日ですが、彼女自身の仕事が忙しく時間がとれるか分かりません。
しかしパカアくんは、一緒に過ごすことが出来なくともプレゼントは用意しようと決めました。
そこでバイトを始めて、お金を貯めることにしたようです。

次の日からパカアくんはカフェでのアルバイトを始めました。
最初は慣れないパカアくんでしたが、次第に仕事を覚えていき順調にアルバイト生活を送っていました。



数週間後、パカアのバイト先のカフェ


???「パカアくん!」




パカア「キミ―。どうしたの?」

キミ―「ちょっと変なお客さんがいて、どうしよう…。」

パカア「分かった、僕が行くよ。」








キミ―「ごめんね。私、パカアくんに頼りっきりで。」
パカア「いいよ、同じ時期にバイト始めた仲じゃん。困ったことあったら僕にすぐ言って。」
キミ―「パカアくん…ありがとう」





閉店後――――――


キミ―「パカアくん!」




パカア「あれ、キミ―。先に上がったんじゃないの?」
キミ―「あ、えっと、ちょっとやることあって…」
パカア「そうだったんだ。じゃ、一緒に帰る?」
キミ―「うん!」



キミ―「ねぇ、パカアくん。ちょっとどこかで飲んでいかない?」
パカア「え?でも、僕すぐ帰らないと…」
キミ―「ちょっとパカアくんに相談したいことがあるんだよね。」
パカア「…相談?」
キミ―「うん…パカアくんにしか話せないこと。」


パカア「・・・・・・・・・」



パカア「分かった。じゃ、どっか行こうか。」
キミ―「ありがとう!」




塩辛ワンニャン酒場――――――

パカア「…それで相談って?」
キミ―「えっと、えっとね…」



キミ―「そんなことよりさ!パカアくんって休日何してるの?」
パカア「え、僕?普通に家で過ごしてるけど。」
キミ―「そうなんだ。テレビ見たり?音楽聴いたり?」
パカア「うん、そうだね。最近はバイオリンの練習にハマってる。」



キミ―「バイオリン!?すごい!」
パカア「全然下手だけどね。もっと上手になりたくて暇なときは触るようにしてる。」
キミ―「今度パカアくんの演奏聞きたいな。」
パカア「聞かせられるようなものじゃないよ。」
キミ―「そんなことないって。」

パカア「キミ―は趣味とかあるの?」
キミ―「私はね…」




1時間後




キミ―「今日は遅くまで付き合ってくれてありがとう!」
パカア「ていうかキミ―。相談って何だったの?」
キミ―「パカアくんと飲んでたら、どうでもよくなっちゃった。」
パカア「なにそれ」



キミ―「・・・・・・・・・」






パカア「・・・?」



キミ―「…パカアくんって…奥さんいるんだよね。」
パカア「そうだよ。結婚してる。」
キミ―「そっか…」



キミ―「私もパカアくんみたいなシムと結婚したいな!」

パカア「・・・・・・・・・」




キミ―「ね、パカアくん…」



パカア「…!」



パカア「ちょっと急にどうしたの!?」





キミ―「私、パカアくんのことが好き。」

パカア「…え?」



パカア「今僕に配偶者がいるって話してたよね?」
キミ―「そうだね。でも好きなんだもん。」

パカア「え、なに?どういうこと?」






キミ―「私と付き合ってほしいの。奥さんに内緒で。」

パカア「・・・・・・・・・・」






パカア「は!?





パカア「ごめん、何言ってるか分からない。もう帰るね。」

キミ―「あ、パカアくん…!」




パカア「(キミ―…なんなんだあの子。どうかしてる。突然付き合ってほしいだなんて。しかも僕が結婚してること知ってて…。)」


パカア「(ちょっと距離置くようにしよう…)」


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ポーズMODを入れた際に書いたブログで、「リリィがモデルをやっているところのポーズを見てみたい」とツイッターで言っていただいて私もそれやりたい!と思ったので、やってみました。そしたらこんなお話になっちゃった…。

まだ続きますが、お付き合いいただけますと嬉しいです。


◆今回ポーズをこちらのクリエイター様よりお借りしました。
ありがとうございました!



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